このページでは、使用範囲を縮小し、1,000 行を超えるワークブックを公開する手順について説明します。

大量のデータを含むワークブックを公開しようとすると、シートの行または列が多すぎるという警告が表示される場合があります。

使用中の行が多数あることを示す小さなスクロール バーに注意してください。

Excess rows and columns

Anaplan XL Web では多数の行を処理できますが、非常に大きなテーブルを表示するとブラウザーの動作が停止します。ウェブ ユーザーのエクスペリエンスを低下させないように、Anaplan XL では、非常に大きなシートを公開しようとすると警告が表示されます。

警告が表示された場合にはいくつかのオプションがあります。

  • シートが計算に使用されており、ユーザーに表示する必要がない場合は非表示にすることができます。シートはブラウザーで表示できないため、公開制限は適用されません。
  • 大きなグリッドかテーブルを表示する場合は、ページャーの使用を検討してください。
  • 実際にこれほど多くの行を表示する必要がある場合は、[Anaplan XL options] 画面で制限を調整できます。
  • 1,000 行も使用していないと思われる場合は、以下の手順に従ってください。

Excel では、シートの使用範囲、つまりコンテンツが含まれるセルの制限を制御します。Anaplan XL ではこれを使用して、公開前にシートで使用されている行と列の数をカウントします。

これには通常、コンテンツのあるセルが含まれますが、大きな領域を書式設定すると再計算される可能性があります。

使用範囲が誤って計算される場合もあります。この場合、使用されていないことが分かっている行または列を削除して、使用範囲を修正できます。

これを行うには以下を実行します。

  1. ワークシート内の任意のセルを選択し、Ctrl + End を押します。
    これにより、使用範囲内の最後のセルに移動します。
  2. 行番号を選択すると、行全体が選択されます。
  3. スクロール バーを使用してレポートの末尾に移動します。
  4. Shift キーを押しながら、行番号を再度選択してレポートの最後の行の下を選択します。
  5. 範囲を右クリックして削除します。
Reduce used range

これで再度公開することができるようになり、使用範囲が再計算されます。

注記: スクロール バーがまだ非常に小さい場合は、VBA エディターに移動して、イミディエイト ウィンドウに次のように入力することで、Excel で使用範囲を強制的に再計算できます。 

?ActiveSheet.UsedRange.Address