Excel アドインのシリーズ 4 で、設定ファイルを構成してプロキシ サーバー経由の接続を有効にします。
設定ファイルを調整するには、XML に関する中級~上級の知識を備えている必要があります。
XML に習熟していない場合は、テナント管理者にプロキシ設定の構成を依頼してください。
プロキシ設定を変更するには管理者権限が必要です。
アドインをインストールすると、次の場所に設定ファイルが作成されます。
- %localappdata%\Anaplan\ExcelAddIn\4.x\Settings.xml
プロキシ設定を変更するには、メモ帳で設定ファイルを開きます。
プロキシ設定への変更を反映するには、必ず [DefaultProxy] 設定を [true] に設定してください。
設定ファイルへのプロキシ設定の追加
アドインをインストールしても、設定ファイルにプロキシ設定用のセクションはありません。以前のバージョンにはデフォルトでプロキシ設定用のセクションがありました。
設定ファイルでプロキシ設定を調整するには、以下のテキストをテンプレートとして使用してください。Features タグと ApplicationSettings タグの間に ProxySettings タグを挿入してください。
<ProxySettings>
<SelectedProxy>Override</SelectedProxy> <!--Can be one of the following:None/Legacy/System/Override -->
<SelectedOverrideProxyName>SmoothWall</SelectedOverrideProxyName>
<OverrideProxies>
<ProxySetting Name="SmoothWall" Address="http://192.168.0.1" Port="800" />
</OverrideProxies>
</ProxySettings>
アドインのデフォルトの設定ファイルにこのテキストを追加すると、ファイルは次のようになります。
必ず <ProxySettings> タグを使用してください。
利用できるプロキシ設定
上のテキストを設定ファイルに追加したら SelectedProxy タグの中にある値を置換して別のプロキシの動作を選択することができます。プロキシ設定で使用できる値は以下のとおりです。
None
プロキシを使用する必要がない場合は None の設定を使用します。
設定ファイルでプロキシ設定が構成されていない場合は、これがデフォルトの動作になります。
Legacy
Legacy の設定を使用してアドインを有効にすることで、システムのプロキシ サーバーをサポートします。
この設定では、プロキシ サーバー用のシステムのデフォルト URL への接続を試みます。この URL を変更する方法については、Microsoft WebProxy.GetDefaultProxy メソッド
System
お使いのシステムのプロキシ サーバーをアドインでサポートする場合に、Legacy 設定に代えて、System 設定を使用できます。
この設定では、お使いのシステムのプロキシ サーバーに定義されたデフォルトではない URL への接続を試みます。この URL を変更する方法については、Microsoft WebProxy.GetProxy(Uri) メソッド
Override
アドインで任意のプロキシ サーバーをサポートする場合は、Override 設定を使用してください。この設定は、お使いのシステムのプロキシ サーバーをバイパスし、設定ファイルに入力した情報を使用します。
Override 設定を使用するには、SelectedOverrideProxyName タグと OverrideProxies タグにも追加の値を指定する必要があります。例はこのページの前のセクションで紹介しています。
OverrideProxies で一つ以上のプロキシを定義する必要があります。プロキシを定義するには以下を指定する必要があります。
- ProxySetting Name: ロジカルにする必要がありますが、任意のものを選択できます。
- Address: プロキシ サーバーの HTTP アドレスにする必要があります。
- Port: プロキシ サーバーのポートにする必要があります。