モデル ビルダーはモデルのバージョン間の差異を比較するレポートを設定できます。モデルのサイズを増やしたくない場合はバージョンなしの差異レポートを設定します。

バージョンの代わりとして、ライン アイテムを作成して差異データを計算できます。

たとえば、以下の表にあるライン アイテムと式を作成してバージョン間の差異を計算できます。こちらの例では、SELECT 関数を使ってモデルの「Actual」バージョンと「Budget」バージョンのデータを返しています。

注記:SELECT 関数はライン アイテムでしか使用できません。

ライン アイテム
ActualModule.Line Item[SELECT:VERSIONS.Actual]
BudgetModule.Line Item[SELECT:VERSIONS.Budget]
VarianceBudget – Actual
Variance %Variance / Actual

さまざまなモジュールのライン アイテムのデータを返すライン アイテム サブセットを作成することもできます。

たとえば、以下の表のライン アイテムと式があるライン アイテム サブセットを作成できます。こちらの例では、「Data」ライン アイテムで COLLECT 関数を使用してライン アイテム サブセットの各ライン アイテムのデータを返しています。

ライン アイテム
データCOLLECT()
ActualModule.Line Item[SELECT:VERSIONS.Actual]
BudgetModule.Line Item[SELECT:VERSIONS.Budget]
VarianceBudget – Actual
Variance %Variance / Actual