モデルの学習、スコアリング、データのエンリッチメントを行うには Predictive Insights のデータセットを作成します。
始める前に
データセットを作成する前に、取引先のリストがあるモジュールを含むモデルを Anaplan に用意する必要があります。このリストは既存顧客と見込み顧客の取引先名 (会社) で構成し、次のルールに従う必要があります。
- このリストがモジュール内で唯一のリストであること。
- リストに含まれる一意の取引先の件数が 100 件以上 50 万件以下であること。
- リスト内の項目が連続していること。
- 階層、複数のリスト、何らかの形式の多次元性がモジュールにないこと。
Predictive Insights のデータセットの作成
Predictive Insights のデータセットを設定する手順は以下のとおりです。
- [Home] → [Predictive Insights] で左側のパネルにある[Datasets] を選択してから [New dataset] を選択します。
- データセットに一意の名前を入力します。含まれる取引先の本質や性質を捉えてデータセットに名前を付けます。たとえば「中堅企業向け市場の見込み客」や「北米のターゲット取引先」などです。
- データセットの用途を選択します。データセットには 2 種類の用途があります。一つ目が取引先のスコアリング又は情報の付加です。二つ目が、スコアリングと情報の付加に加えて、予測モデルの学習です。
- どのモジュールにデータを含めるかを定義するには、ワークスペース、モデル、モジュール、モジュール ビューを順番に選択します。有効なモジュールとしての前提条件を満たしているビューだけがドロップダウンに表示されます。カスタム ビューがない場合はデフォルト ビューだけが表示されます。
- [Account name] で、取引先のリストを含むモジュールのライン アイテムを選択します。
- Predictive Insights のデータベースとの一致率を高めるには、URL かメールのライン アイテムをモジュールから選択します。これらのライン アイテムの形式は次のデータ タイプにする必要があります。
- URL: タイプがリンクのテキスト データ タイプ
- メール: タイプがメールのテキスト データ タイプ
- 必要に応じて、データ タイプが数値の取引先 CRM ID を選択できます。後からこれを一意の識別子として使用することで、Anaplan の他の場所に含まれているデータと照合できます。
- [Confirm] を選択します。
データセット作成プロセスは Predictive Insights のデータベースと照合される取引先数に左右されるため、完了まで時間がかかる場合があります。[Datasets] 画面の [Status] 列でステータスが [Ready] になるとデータセットが使用できるようになります。