ワークスペース管理者は現在の期間の更新アクションを作成できます。これにより、時間軸形式のライン アイテムを使って現在の期間を更新できます。

ワークスペース管理者はモデル カレンダーからいつでも各モデルの現在の期間を更新できますが、この方法が便利ではない場合や時間がかかる場合もあります。現在の期間の更新アクションでは以下を実行できます。

  • モデルのダッシュボードからの現在の期間の設定
  • ファイルからの現在の期間のインポート
  • プロセスの一環としての現在の期間の更新
  • 現在の期間を更新するプロセスをダッシュボードに公開するか、ユーザー エクスペリエンスのページにプロセスを追加します。
  • データ ハブを使った、同じ現在の期間への複数のモデルの更新
  • Anaplan Connect を使った、現在の期間の更新のスケジュール設定

現在の期間の更新アクションによって、システム モジュールの時間軸形式ライン アイテムのデータで現在の期間が更新されます。システム モジュールには他のディメンションを含めることができますが、ライン アイテムにはディメンションを適用しないようにする必要があります。

アクションと時間軸形式のライン アイテムをダッシュボードに公開した場合は、ダッシュボードから現在の期間を更新できます。ライン アイテムで新しい現在の期間を選択してからアクションを実行します。

インポートを使用して、現在の期間の更新アクションで使用するライン アイテムを更新してから、現在の期間を更新するアクションを実行できます。

現在の期間の更新アクションとデータ インポートを設定したら、これらをプロセスで組み合わせることができます。

ダッシュボードにプロセスを公開して、一つのボタンで両方のアクションを実行できます。ユーザー エクスペリエンスのページにもプロセスを追加できます。これにより、モデルに移動することなく現在の期間を更新できます。

複数のモデルのモデル設定の設定と更新をまとめて行う場所として、データ ハブ モデルを使用することをおすすめします。データ ハブから更新するモデルはスポークと呼ばれます。

データ ハブとスポーク モデル両方で時間軸形式のライン アイテムがあるシステム モジュールを作成します。モジュールは単一メンバー リストに適用する必要があります。これを [Modules] ページで、モジュールの [Applies To] フィールドで設定します。「モジュールの構成」を参照してください。

スポーク モデルでは、リストにトップレベル メンバーが定義されている必要があり、データ ハブからインポートするライン アイテムには非空白の最初の出現という集計方法が必要です。

インポート対象ライン アイテムを参照するものの、[Applies to] フィールドには何も含まれていない 2 番目のライン アイテムを設定します。次に、時間軸ライン アイテムを参照する現在の期間の更新アクションを設定します。

現在の期間を更新する場合は、データ ハブのライン アイテムの時間軸を変更します。そうすることで、時間軸ライン アイテム データをスポーク モデルにインポートして、現在の期間の更新アクションを実行できます。

効率性を最大限に高めるには、プロセスを作成してライン アイテム データをインポートし、現在の期間の更新アクションを実行します。次に、ダッシュボードにプロセスを公開するか、ユーザー エクスペリエンスのページにプロセスを追加します。 

Anaplan Connect を使ってインポート、アクション、プロセスのスケジュールを設定できます。インポート、現在の期間の更新アクション、プロセスを設定したら、新しい期間が始まるたびに自動的に実行されるように、現在の期間に対する更新のスケジュールを設定できます。プロセス実行の予定を設定する前に、ソース ファイルかモデルに新しい現在の期間を入力します。