Workflow Advanced ではワークフロー内に並列ステップを作成できます。
並列ステップを使用すると、関係者ごとに異なるエクスペリエンス (たとえば、ユーザーごとに異なるページを確認したり、異なる指示やガイダンス情報が必要) を必要とする場合に、承認タスクを複数のユーザーに同時に送信できます。
注記:Workflow Advanced はエンタイトルメント (利用権) が必要なサービスであり、機能を有効にするには別途サブスクリプション契約が必要です。Workflow については担当のアカウント エグゼクティブがお手伝いします。機能はテナント固有であるため、マルチテナント環境では、Workflow Advanced 機能が有効になっているテナントでのみ Workflow Advanced 機能が表示されます。

並列ステップがあるワークフローを作成する方法は以下のとおりです。
- 新規または既存のワークフロー テンプレートにタスクを追加します。こちらの例では、意思決定タスクを使用して、複数の異なる部門から同時に承認を得るワークフローを作成します。タスクのタイトルとタスク担当者の説明を入力します。
注記: 決定タスクを追加すると、自動的に分岐が作成されます。分岐は並列ステップと互換性がありません。
- [Select page] セクションでは、検索機能を使用してページを検索してそれを選択できます。
- [Approver] セクションで意思決定タスクの承認者を一人以上選択します。
- [Enable branching] スイッチをオフに切り替えます。
- 意思決定タスクのどちらかの側に
が表示されます。これを選択すると、作成したタスクと並行して新しいタスクが追加されます。
ワークフロー内の一つ以上の並列ステップを含むこのブロックはピンク色でハイライト表示されます。 - 右側のパネルから別の意思決定タスクを追加します。これは同じように設定できます。
一つのブロックに最大 20 個の並列タスクを追加できます。 - ワークフローでは、必要な数だけ並列ステップのブロックを追加できます。たとえば、承認が完了したら、承認されたデータを二つの異なるモデル又はモジュールに一度に配布する必要がある場合があります。並列マシン タスクを作成することでこれを実現できます。
- 新しいステップを追加するには、並列ブロックの下の
を選択します。 - 右側のパネルからマシン タスクを選択し、タスクのタイトルと指示を入力します。
- [Select Action] セクションで、次の順序で選択します。
- アクション タイプ:インポート、エクスポート、データ書き込みなどの標準モデル アクション。
- ワークスペース:モデルとそのアクションを含むワークスペース。
- モデル:アクションが存在するモデル。
- プロセス:モデル内のビジネス プロセスの名前。
- 右側のパネルから別のマシン タスクを追加します。これは同じように設定できます。
- 右側のパネルの [Due] セクションで期限を追加できます。
- テンプレートが完成して使用を開始する準備ができたら、[Publish] を選択します。