Workflow Advanced では、値ベースの意思決定タスクをワークフローに追加できます。
通常の意思決定タスクと同様に、値ベースの意思決定タスクではワークフローに分岐ロジックを追加できます。ただし、ユーザーがその意思決定を行うのではなく、モデル内のデータを照会し、モデルの値に基づいて意思決定を行う値ベースの意思決定タスクを構成して、自動化を推進できます。
注記:Workflow Advanced はエンタイトルメント (利用権) が必要なサービスであり、機能を有効にするには別途サブスクリプション契約が必要です。Workflow については担当のアカウント エグゼクティブがお手伝いします。機能はテナント固有であるため、マルチテナント環境では、Workflow Advanced 機能が有効になっているテナントでのみ Workflow Advanced 機能が表示されます。

値ベースの意思決定タスクを含むワークフローを作成する方法は以下のとおりです。
- 新規または既存のワークフロー テンプレートに値ベースのタスクを追加します。ワークフローが自動的に TRUE と FALSE の二つのブランチに分割されます。 ワークフローがこのステップに到達すると、値ベースのタスクでは選択したライン アイテム内のブール値ライン アイテムを調べて、ワークフローがどのブランチに進むかを決定します。
たとえば、人事部門のワークフローを構築していて、値ベースのタスクで組織内の空きポジションが特定の期間内に埋まったかどうかを確認したいとします。 - タスクのタイトルを入力します。
- ワークスペース、モデル、モジュール、ライン アイテム、コンテキストを選択します。今回の例では、ライン アイテムが「Filled?」などとなり、コンテキストは時間軸と組織内の空きポジションなどになります。
- これで、ワークフローが実行されると、設定したライン アイテムが調べられ、TRUE か FALSE かがチェックされ、適切なパスをたどるようになります。
- どちらのブランチでもワークフローにステップをさらに追加できます。たとえば、空きポジションが埋まっていて TRUE ブランチをたどる場合、その空きポジションの報酬データをマシン タスクを使用して経費モジュールに書き込むことができます。空きポジションがアクティブではなく、FALSE ブランチをたどる場合は、オフライン タスクを追加して、その空きポジションの採用アクションを実行する組織内の採用担当者に割り当てることができます。
- 右側のパネルの [Due] セクションで期限を追加できます。
- テンプレートが完成して使用を開始する準備ができたら、[Publish] を選択します。
値ベースの意思決定タスクをネストして、モデル内で構成されている式とロジックに基づいて複雑なワークフローを作成できます。差し戻しループと組み合わせて使用することで、2 回目の承認のために差し戻された意思決定タスク用に異なるパスを作成することもできます。