Anaplan のデザイナーは、優れたユーザー エクスペリエンスの構築に役立つ一連の原則を定義しました。これらの原則に従うと、迅速かつ容易な分析と意思決定を実現できます。 

アプリ、ワークシート、及びボードを慎重にデザインするために時間をかけることで、アプリの開発を早めて導入を楽に進めることができます。これは余計な作業と思われがちですが、ユーザーと要件を話し合うことで興味深いインサイトが得られます。その時に得た知見をユーザー エクスペリエンスの向上に役立てることができます。開発中にインサイトを見直すことで、見逃しや誤りがあった場合に迅速に修正できます。 

ユーザー エクスペリエンス (UX) について詳しく取り上げてきましたが、そもそもユーザー エクスペリエンスとはどのようなものなのでしょうか。それは、シンプルで使い勝手の良いページをユーザーに提供することです。また、プロセスにも注目して、プロセス全体がユーザーを邪魔するものではなく助けるものにしています。

ユーザー エクスペリエンスとは、ユーザーのニーズを徹底的に理解するところから始まります。ユーザーと話してソリューションについて意見を交換し、ユーザーのニーズを満たすアプリやワークシート、ボードを作成しましょう。対象ユーザーによって要件も異なり、一つのソリューションですべてのユーザーのニーズを満たすことは困難です。 

では、ソリューションの構造はどのように決めればよいでしょうか。まずはソリューションの概要を作成して、それがユーザーのイメージと合致するかを確認するところから始めてみましょう。完了したら、アプリとページ、及びそこに追加する要素について検討します。

ユーザーと再度話し合った上、アプローチが適切であることを確認してください。小さな変更を頻繁に行う方が作業が大幅に楽になります。プロセスの最後に UX の問題が見つかった場合、作業に支障をきたすことになります。

念頭に置くべき基本事項がいくつかあります。 

  • アプリとは、ワークシート又はボードを含むページの集まりである 
  • ボードとは、通常、視覚化された内容を含み、組織、部門、又はビジネス プロセスの主要指標を管理する場所である 
  • ワークシートとは、アナリストが詳細な分析とシナリオのテストを実施できるメイン グリッドである