パレートの法則は、結果の 80% は原因の 20% に起因するという 80:20 ルールとも呼ばれます。パレート図には棒グラフと折れ線グラフの両方があります。棒は個々の値を表し、線は累計を表します。
Anaplan XL でパレート図を使用するには、グリッド内で列ヘッダーを右クリックし、[Grid Charts] → [Add Pareto Analysis] を選択します。
カナダの都市における製品モデル カテゴリーの再販業者の売上を示す次のグリッドを見てみてください。

[All Products] を右クリックして [Anaplan XL] → [Grid Charts> Add Pareto Analysis] を選択します。[Pareto Calculations] ウィンドウが表示されます。以下のいずれかのオプションを選択します。
Calculated Columns:これらのオプションでは、チャート生成前に計算されテーブルに表示されるデータを決定します。
オプション | 説明 |
Rolling Total | この列では、各カテゴリーについて、その時点までのメンバー (値) の累積合計を計算します。最初の行には最初のカテゴリーの値が表示され、2 番目の行には最初と 2 番目のカテゴリーの合計が表示され、その後も同様に続いていきます。 |
Percentage of Total | 各メンバーが全メンバーの合計に占める割合が表示されます。 |
Rolling Percentage of Total | 各メンバーの合計の累積パーセンテージを計算します。その行までのアイテムの累積合計パーセンテージが表示されます。この列は、パレート分析で重要な少数要素を特定するうえで重要です。 |
Sort by Value Column:このオプションでは、チャート内にカテゴリーが表示される順序を決定します。このオプションを選択すると、カテゴリーは [Components] 値に基づいて降順に並べられます。
Create Chart:このオプションではパレート図が作成されます。個々の値を表す棒グラフと合計パーセンテージを表す折れ線グラフを組み合わせます。
Chart Options:これらのオプションでは、パレート図にプロットするデータを決定します。
オプション | 説明 |
Value | 個々のカテゴリーの値 (チャート内の棒の高さ) を表します。 |
Rolling Total | 値の代わりに値の累積合計を棒グラフとしてプロットします。 |
Percentage | 各カテゴリーの合計のパーセンテージを (棒として) プロットします。 |
Rolling Percentage | 累積パーセンテージを (折れ線グラフとして) プロットします。これはパレート図を定義する重要な要素です。 |
[Calculated] 列のすべてのオプションと、[Sort by Value column]、[Create Chart]、[Value]、[Rolling Percentage] が選択されます。[OK] を選択してワークブックに戻ります。 売上の 80% を占める上位九つの都市がチャートに表示されています。

パレート図には累積合計とパーセンテージを含めることもできます。
グリッドには、すべての売上の累計、カテゴリーごとの売上率、累計率を表示する追加の列もあります。
