チャート カードによって、Anaplan のボードやワークシートにデータを視覚的に表示することができます。表示したいデータにどのタイプのチャートが最適かを検討することが重要です。
チャートは、ユーザーと関係者がデータの意味をより深く理解する上で役立ちます。
また、データのパターンやトレンドの識別に役立つ視覚的な手段です。
本ページの表を使用して、ページに最適なチャート タイプを選ぶ参考にしてください。個々のチャート タイプの構造や使用方法に関する詳細については、本ページ末尾のチャート タイプのリストを参照してください。
チャート カードでデータを表示できるのはボード又はワークシートです。チャート カードの構成についてはこのリンク先を参照してください。
分析の種類
データを比較したり、その遷移、関係性、あるいはデータ構成を確認したりすることでデータを分析できます。以下の種類の分析は、それぞれデータの異なる側面を明らかにします。
分析の種類 | 表示内容 | 例 |
比較 | データセットの最大値と最小値 (多くの場合、ある期間を対象とする) | 売上の前年比組織内の部署間の業績の比較 |
推移 | 一定期間におけるデータの変化 | 売上の変動の総収益への影響原材料の価格の変化が小売価格に及ぼす影響の確認 |
関係 | 複数の変数間の相関関係 | 過去 2 年間の売上に基づく次年度の売上の予測マーケティング キャンペーンの影響のモニタリング |
構成 | データ値を構成している各部分 | 製品の小売価格に影響する値の分析ある地域内の個々の区画の売上の確認 |
通常、このような種類の分析を表すにはチャートが最適です。ただし、データに最適なタイプのチャートを選ぶことが重要です。たとえば、データの比較や、遷移、関係性、あるいはデータ構成の分析に必要な大量のデータをテキストとして表に表示することは困難です。
各チャート タイプの用途
以下の表では、様々な種類の分析に最も適したチャートの概要を説明しています。ただし、データ分析を最も簡単に行うためにはどの組み合わせを使用するべきか、実際に試してみることをおすすめします。
比較 | 推移 | 関係 | 構成 | |
分析の種類 | ランキング 偏差 | 時間 分布 | 相関関係 | 全体と部分 地理空間 |
用途 | 指定した値以上/以下 指定の値より大きい 指定の値より小さい 指定の値に等しい プラス/マイナス X 指定した条件と異なる 指定した条件と関連する 差異 | 変更 成長 変動 増加/減少 上昇/降下 トレンド 頻度 範囲 分布 集合 | 指定した条件で増加 指定した条件で変化 指定した条件で逸脱 指定した条件と関連 指定した条件が原因 指定した条件が影響 従属 | 比率 件数 構成要素 全体に対する割合 共有 全体に占める割合 ロケーション 地域 |
意味 | 〇 | 〇 | 〇 | |
横棒グラフ | 〇 | |||
縦棒グラフ | 〇 | 〇 | ||
複合グラフ | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 |
ドーナツ グラフ | 〇 | |||
点図表 | 〇 | |||
ガント チャート | 〇 | |||
折れ線グラフ | 〇 | 〇 | 〇 | |
マップ チャート | 〇 | 〇 | ||
パーセンテージ | 〇 | 〇 | ||
円グラフ | 〇 | |||
散布図/バブル チャート | 〇 | 〇 | ||
積み上げグラフ | 〇 | 〇 | 〇 |
チャート タイプの詳細
各チャート タイプの形式、構造、及び使用方法については以下のリンク先を参照してください。
- 面グラフ (積み上げグラフ及び 100% 積み上げ面グラフを含む)
- 横棒グラフ及び縦棒グラフ (積み上げグラフ及び 100% 積み上げ棒グラフを含む)
- 複合グラフ
- 点図表
- ガント チャート
- 折れ線グラフ
- マップ チャート
- 円グラフとドーナツ グラフ
- 散布図 / バブル チャート
- ウォーターフォール チャート
チャート カードの構成
チャート カードの詳しい構成方法については以下のリンク先を参照してください。