面グラフは二つの軸上で、一連のデータ ポイントを直線でつないだものです。データ ポイントと軸の間の領域は異なる色で塗りつぶされます。横方向の X 軸には時間などのディメンションが表示され、縦方向の Y 軸には従属データが表示されます。

面グラフをボードやワークシートに追加する方法については「ボードへのカードの追加」及び「ワークシートへのカードの追加」を参照してください。

Area chart displaying sales volume for two products. The sales of Blue Hats has declined over 2019, whereas the sales of Red Shoes has risen.

面グラフの色は半透明なので、あるデータ カテゴリーの値が別の値より低い場合でも見ることができます。

面グラフで最も一般的に使用される形式は積み上げグラフです。積み上げ面グラフを使うことで、様々なデータ カテゴリーを比例的に比較すると同時に、一定期間における変化や他のディメンションをモニターできます。

面グラフは時間経過による数量の変化を要約するので、様々なカテゴリーのデータを簡単に比較できます (二つのカテゴリーのデータを比較する際に特に有用)。個々の値やデータ系列での傾向、全体の比率を明確にする際には面グラフを使用してください。

面グラフの最上部は実質的には折れ線グラフであり、多くの場合、折れ線グラフと同じ目的で使用できます。ただし、面グラフでは最上部の線の下の領域が色付けされているため、定量的な傾向がより明確になります。

面グラフは以下のような内容を把握する際に有用です。

  • A 及び B の変化とその比較
  • ある 2 つの製品が売上に占める比率
  • X、Y、Z という製品が売上に占める相対的な比率の経時的変化

以下のような場合は、面グラフが最善の選択肢ではないことがあります。

  • カテゴリーの数が多すぎて見づらい
  • データ系列内に重複する値が多くある面グラフに使用される色は半透明なため、データのカテゴリーを識別しづらくなります。

以下のような場合は、別のチャートを使用することをおすすめします。

  • 比率ではなく傾向を確認する場合 (折れ線グラフを使用してください)
  • ある時点での比率だけを確認する場合 (円グラフを使用してください)
  • 比較する複数の値にあまり差がない場合 (点図表を使用してください)
Stacked area chart displaying sales volume by sub-region. Generally, sales have increased in all regions over the year with a spike in June and December, although there are minor regional variations.

様々なデータ系列の値を、重ねた状態ではなく上に積み上げる形で表示する積み上げ面グラフとして表示できます。通常の面グラフのように Y 軸の底から始まるのではなく、それぞれ別の色で塗りつぶされている垂直スペースの大きさが、そのデータ系列の値を表します。

 積み上げ面グラフを使えば、ある 1 つのデータ系列が他のカテゴリーと比較して、あるディメンションに対してどれくらいの割合を占めているかを簡単に確認できます。つまり、全体的な値の変化をモニターできるようにしながら、一定の期間や他のディメンションにわたってデータ カテゴリーの全体的な比率を比較するのに最適です。

Percentage area chart displaying the percentage of sales volume contribution made by the NA, EMEA, and APAC regions. They are all quite close in contribution, but NA has the most with over 40%, with a slight dip seen in Q2 and Q3.

Y 軸全体でそれぞれのデータ カテゴリー別にその比率で色付けされる 100% 積み上げ面グラフを使用することもできます。このタイプのチャートでは個々の値は表示されません。表示する場合はそのセグメント上にカーソルを置く必要があります。

100% 積み上げ面グラフを使うと、ある特定の期間内あるいは他のディメンションで、複数のデータ カテゴリーの中の一つがどれだけの割合を示すかを簡単に確認できます。ただし、データ カテゴリーの正確な値の変動や、他のカテゴリーと切り離した業績は表示されません。100% 縦棒グラフは、他のカテゴリーと比較して、ある特定のデータ カテゴリーがどれだけの割合を占めるかをモニターする場合に最適です。 

その他のチャートについては「チャート」ページの各チャート タイプの詳細を参照してください。