プライベート エクスポートと共有エクスポート

エクスポート定義を保存する際には、エクスポートで作成されるファイルをプライベートにするか、全員と共有するか、ワークスペース管理者のみと共有するかを選択できます。

エクスポート定義にはエクスポート設定 (レイアウト オプションやエクスポート データのファイル形式など) が記録されます。エクスポート定義を保存すると、アクションとして、又は Anaplan Integrations API を使用して、それらの設定でユーザーが再度エクスポートを実行できます。

エクスポートを実行するたびに、ダウンロードできるエクスポート済みデータを含むファイルが作成されます。モデルでアクションとしてエクスポートを実行すると、エクスポート ファイルが自動的にダウンロードされます。

API では以下を行うことができます。

• 利用可能なエクスポート定義のリストの取得
• 定義からのエクスポートの実行
• 実行時のエクスポートのモニタリング
• 準備ができたエクスポート ファイルのダウンロード

エクスポートのプライバシー レベルを構成する際には、エクスポートで生成されるファイルをプライベートとして保存することを選択できます。これを行った場合、他のユーザーは保存済み定義からエクスポートを実行してエクスポート ファイルを生成できます。ただし、エクスポートされるデータは各ユーザーのアクセス権によって決まり、エクスポートによって生成されるファイルをダウンロードできるのはエクスポートを実行するユーザーだけです。

管理者のみと共有するようにエクスポートを設定している場合は、ワークスペース管理者のみがファイルをダウンロードできます。API を使用してファイルをダウンロードしようとした他のユーザーは空のファイルを受け取ります。

全員と共有するようにエクスポートを設定した場合、どのユーザーでもファイルをダウンロードできます。

プライベート ファイルの有効期限は 48 時間です。API ユーザーがプライベート エクスポート ファイルをダウンロードしようとしてそのファイルの有効期限が切れており、共有ファイルが利用できる場合は、代わりに共有ファイルを受け取ります。

ワークスペース管理者がエクスポートを実行する際には、[Export] ダイアログの左下にある [Save Export Definition] チェックボックスをオンにできます。また、エクスポートに名前を付け、プライベート ファイルと共有ファイルのどちらを生成するかを選択できます。[Set as default file for] ドロップダウンでは以下を選択できます。

• Just me (keep private) (プライベート ファイルを生成する場合)
• Administrators (ワークスペース管理者のみがダウンロードできるファイルを生成する場合)
• Everyone (モデルへのユーザー アクセス権があるユーザーであれば誰でもダウンロードできるファイルを生成する場合)

デフォルトではエクスポートによってプライベート ファイルが生成されます。

エクスポート ファイルは常に管理者と共有するように設定することをお勧めします。

全員と共有しているエクスポート ファイルは、Anaplan API を使用して Anaplan 環境の全ユーザーが利用できます。ワークスペース管理者が生成したエクスポートでは、選択的アクセスによってアクセスが制限されるため、管理者以外がモデル内で表示できないデータが含まれます。エクスポートを全員と共有している場合、管理者以外のユーザーはモデルでアクセスできないデータをダウンロードできます。