SQL Server 2012 では、Microsoft が BI セマンティック モデル (BISM) を導入しました。BISM には、SQL Server 2012 内のビジネス インテリジェンス用のさまざまな展開オプションが含まれています。
最も高いレベルの選択肢は、多次元 Analysis Services と表形式です。多次元は階層型 Analysis Services モデルの最新バージョンです。これは SQL Server 2000 以降頻繁に使用されており、SQL 2005 と 2008 で大幅に変更されました。表形式は SQL 2012 に固有の新しい展開オプションであり、階層ではなくテーブルに基づいています。
MDX は階層型キューブのクエリ言語であり、SQL 2012 多次元のクエリに引き続き使用されます。Analysis Services 内の xVelocity インメモリ エンジンに展開されている表形式モデルのクエリにも使用できます。このように展開されている表形式モデルは、任意の MDX 生成クライアント ツール、又は DAX 言語を通じてクエリできます。
表形式モデルは直接クエリ モードを使用して展開することもできますが、DAX を通じてしかクエリできず、MDX ではクエリできません。SQL 2012 のネイティブ クライアント ツールに関しては、ピボット テーブルでは MDX を使用し、PowerView では DAX を使用します。すべての BISM 展開モードに接続するには、ピボット テーブルと PowerView の両方が必要になります。Anaplan XL では、使用している BISM のタイプに関係なく、ユーザーが一貫したエクスペリエンスを望むと考えました。
詳細については、「表形式」を参照してください。