ユーザーがモデルを理解し操作できるよう、ダッシュボードにデータと視覚要素を公開します。

Anaplan のダッシュボード要素を使用することで、ワークフローに合わせてダッシュボードをデザインし、ユーザーのモデル ロールのニーズを満たすことができます。

新しいダッシュボードにはどのダッシュボード要素でも公開できますが、まずはじめにダッシュボードを用意することをおすすめします。ダッシュボードのデザイン方法を確認し、作成するワークフローに最適なデータと視覚要素を選びます。

どのようなレイアウトを選択する場合でも、ユーザーがデータを入力するためにアクセスする順番に合わせて、ダッシュボード コンポーネントを配置してください。そうすることで、ユーザーが効率的にデータを入力できます。

グリッドとしてモジュール ビューをダッシュボードに公開できます。こうすることで、モジュール自体を入力しなくてもモジュール データを表示、編集できます。

リスト データを編集、又はアクションのリストを参照する場合は、グリッドとしてリストをダッシュボードに公開します。

モジュール ページ セレクターを公開したり、リストをページ セレクターとして公開したりすることもできます。こうすることで、選択したアイテムに合わせてデータのコンテキストを変更できます。

チャートをダッシュボードに公開することで、ユーザーがデータを視覚化できるようになります。グリッドのデータを調整すると、同じダッシュボードに公開したすべてのチャートにも影響します。これは、変更の影響を理解するうえで役立ちます。

アクションはダッシュボードに公開できるので、ワークスペース管理者以外でもモデルでアクションを実行できます。

注記: 割り当てアクションと割り当てのみアクションはダッシュボードからしか実行できません。アイテムを割り当てる親を含むリストも表示するダッシュボードにアクションを公開します。グリッドかページ セレクターとしてリストを公開したり、リストを含むモジュール ビューにリストを公開したりできます。

リスト プロパティリスト サブセット選択したライン アイテムをダッシュボードに公開することもできます。

これらの機能は、ユーザー エクスペリエンスのボードにあるフィールド カードと似た働きをします。ただし、これらのダッシュボード要素は個別に公開されるため、ダッシュボードのレイアウトをデザインする際にダッシュボード上のさまざまな領域に移動させることができます。

リストを表示するページ セレクターなど、コンテキストを定義するダッシュボード要素とともにこれらの機能を公開することをおすすめします。

人事担当マネージャーが「Employees」モジュールに従業員情報を入力するとします。「Employees」では、「Employee names」リストと各種ライン アイテムを使用して従業員データのさまざまな側面がキャプチャされます。人事担当マネージャーはモデル ビルダーではないため、モジュールにアクセスすることはできません。

人事担当マネージャーがデータを入力できるようにするために、「Employee details」ダッシュボードを作成できます。モジュールのライン アイテムを一連のフィールドとして公開し、「Employee names」をページ セレクターとして使用します。人事担当マネージャーは、各従業員のフィールドに従業員データを入力し、ページ セレクターを使用して従業員を切り替えることができます。