あるモデルから別のモデルにインポートする場合、ソース モデルとターゲット モデルでアクセス権が異なることがあります。インポートするデータの種類、及びワークスペース管理者かどうかによって、アクセス権によるインポートへの制限がかかるかどうかが決まります。

ワークスペース管理者もそれ以外のユーザーも、モジュール又は保存済みビューからデータをインポートする際にはモデルのアクセス権がソース モデルに適用されます。そのため、ソースからアクセスできるインポート先にしかデータをインポートすることができません。

ワークスペース管理者の場合、ターゲット モデルで選択的アクセスダイナミック セル アクセスの制限は、インポートではすべて無視されます。モデル ロールの制限は引き続きすべて適用されます。ワークスペース管理者以外の場合、モジュール データをモデルのどの部分にインポートできるかは、そのモデルのユーザー アクセス権の制限によって決まります。これは保存済みビューでも同様です。

ワークスペース管理者以外がリストからデータをインポートすると、選択的読み取りアクセス権がソースに適用されます。 

ワークスペース管理者がソースのリストからターゲットのリストにデータをインポートすると、読み取りアクセスのすべての制限がインポートでは無視されます。リスト全体がインポートされます。モジュールか保存済みビューからリストにインポートすることで、インポート対象データをよりきめ細かく制御できます。モジュールか保存済みビューからインポートする場合、モジュールに適用される選択的アクセスの制限がインポートではすべて尊重されます。ビューをフィルタリングすることで、必要なデータだけをソ-スからインポート先にインポートすることができます。

ターゲット モジュールでは、ワークスペース管理者以外の選択的読み取りアクセス権だけがインポートで尊重されます。ワークスペース管理者は、自身にアクセス権を付与できるリストならどれでもデータをインポートできます。

リストへのインポートでは選択的書き込みアクセスは必要ありません。