Anaplan では Unicode がサポートされていますが、一部の制御文字は例外です。ただし、インポートする文字の種類によって影響が異なる場合があります。

注記:特殊文字はデータとして Anaplan にインポートできます。ただし、インポート時にエラーが発生することがあるため、特殊文字はリスト アイテムの名前では使用せず、インポートでマッピングとして使用される他の値も使用しないでください。

Unicode には、組み合わさってさまざまなスクリプトや言語の幅広い文字を作成するコード ポイントが用意されています。

Unicode のコード ポイントは次のいずれかを基準にブロックに分けられます。

  • 基本多言語面 (BMP): アルファベットを使用する一般的なスクリプトと言語用です。
  • 16 の追加多言語面 (SMP): それほど一般的ではないスクリプトと絵文字、BMP 外の複雑な表意文字をサポートしています。

各面に含まれる文字の詳細については、Unicode のコード チャートを参照してください。

Anaplan では、BMP の文字は長さが 1、SMP の文字は長さが 2 になります。

この長さは、Classic エンジンの LEFT、LENGTH、MID、RIGHT の各関数の動作に影響します。各関数では SMP の文字が BMP の 2 文字と同等と見なされます。

さらに、この長さはリスト アイテム名 (又は、モジュール名などの定義可能な他の名前) の 60 文字の制限にも影響します。リスト アイテムでは名前の制限が 60 文字となっていますが、SMP の文字はこの制限では 2 文字としてカウントされます。

アクセントなどのバリアントを含む文字をインポートする場合は、データを正規化する必要があります。これによりエラーが減り、一貫性が維持されます。たとえば、一部の計算関数では、エンコーディングが異なる同等の文字が通常は別の形で処理されます。

次の Unicode コード ポイントとそれらを表す制御文字は Anaplan モデルにインポートできません。

Unicode コード ポイント文字の説明
0000Null 文字
0001見出しの先頭
0002テキストの先頭
0003テキストの末尾を表す文字
0004転送終了文字
0005問い合わせ文字
0006肯定応答文字
0007ベル文字
0008バックスペース
000B垂直タブ
000Cフォーム フィード
000Eシフト アウト
000Fシフト イン
0010データ リンク エスケープ
0011デバイス制御 1
0012デバイス制御 2
0013デバイス制御 3
0014デバイス制御 4
0015否定応答文字
0016同期アイドル
0017転送ブロックの終わり
0018キャンセル文字
0019メディアの終わり
001A置換文字
001Bエスケープ文字
001Cファイル分離文字
001Dグループ区切り
001Eレコード分離文字
001Fユニット分離文字