MDX の例を使用して計算対象メンバーを作成する

「Bicycle Sales」キューブをベースに MDX を使用して計算対象メンバーを作成します。

今回の例では「Gross Profit」と「Gross Profit Margin」という新しいメジャーを作成します。

まずは「BicycleSales Demo Cube」への接続を作成します。このキューブには「Value」というメジャーが一つだけありますが、「KeyFigures」階層によって提供されるデータのさまざまなビューがあります。

計算対象メジャーを作成する方法は以下のとおりです。

1. [Anaplan XL] → [Custom Calculations] を選択して [Manage Calculations] ボックスを開きます。
2. 「Gross Profit」メンバーを作成するには [Insert a new calculated member] を選択します。「untitled」という新しいメンバーが表示されます。 
3. 新しいメンバーに関する以下の詳細を入力します。

4. 「Gross Profit Margin」メンバーの 2 番目の計算対象メンバーを作成し、次の詳細を入力します。

•  書式文字列を入力するには、[Expressions] セクションの下にある [Show advanced controls] リンクを選択します。
• これで「KeyFigures」階層にメンバーが作成されました。これらを通常のメジャーとして使用する場合は、「Measures」階層にさらに二つのメンバーを作成します。

1. [OK] を選択して計算対象メンバーを作成します。

新しいメジャーがコンテキストに表示されるようになりました。2004 年に売れ行きが悪かった製品グループを見つけるには、次の手順に従います。

1. [Anaplan XL] → [Grid] を選択します。
2. [Measures] を列、[Product] を行、[Time] をヘッダーに移動します。
3. [Time] 階層、[2004] の順に選択します。
4. [Measures] 階層を選択してから [Gross Profit] メジャーと [Gross Profit Margin] メジャーを選択します。
5. [OK] を選択してグリッドを挿入します。

「Product」階層をドリルダウンすると、Road S8000 が売れ行きの悪い製品であることがわかります。

このレポートを拡張してセル内チャートを使用できます。続行するには、「パフォーマンス分析のためのビジュアル グリッド」を参照してください。