これは、製品インストールに含まれている「Bicycle Sales」のデータに基づくサンプルのダッシュボードです。このダッシュボードは、シンプルなローカル キューブ ファイル BicycleSales.cub に接続します。
ユーザー選択
ユーザー選択は、Time と PoS の二つのスライサーによって行います。ワークブックのグリッドから直接スライサーが選択され、スライサーが更新するセルに応じて式が構築されます。

Time スライサーは $D$2 を更新し、PoS スライサーは $G$2 を更新します。
ダッシュボード ワークシート
KPI テーブルがセル (B5:G13) に配置されています。このテーブルの構成要素は次のとおりです。
- Anaplan XL Reporting グリッド (B5:D13)。
グリッド ヘッダーは [Grid Properties] → [Appearance] の設定で非表示にされています。ヘッダー領域には [Time] と [PoS] ボックスがあり、それぞれのスライサーを選択できます。スパークラインは選択された月と、その前の 11 メンバーを基に作成されます。 - Anaplan XL キューブとチャート式 (E5:G13)。
「Variance %」列は XL3Link () を使用して、ユーザーが選択した KPI にジャンプできるようにしています。G 列のブレット グラフは、「Target YTD%」を基に、セル内チャートの式により構築されています。
リージョン テーブルがセル (B18:G24) に配置されています。このテーブルの構成要素は Anaplan XL グリッド (B18:F24) 及び セル内チャート式 (G18) です。ヘッダー領域には [Time] と [PoS] ボックスがあり、それぞれのスライサーを選択できます。
「Top 10 Regions」と「Top 10 Products」には Xl3RankLookup 式と ValueRankLookup 式が含まれます。また「Product」列は XL3Link () を使用しており、詳細にジャンプすることができます。
「Product Groups」と「HeatMap」は、非表示のシートにある Anaplan XL 式に基づくデータから構築され、差異分析シートが含まれています。

この差異分析シートは、一つの Anaplan XL グリッドを使用して構築されており、セル内チャートが埋め込まれています。これは PoS 及び Time スライサーにより制限されます。「Key Figures」は VarianceAnalysis!D3 を使用し、 「Dashboard」シートの「KPI」テーブルの XL3Link 式によって値が入力されます。また、選択された製品の詳細にジャンプできるように、列 E のグリッド計算内にも追加の XL3Link が含まれています。
時系列チャート シート
時系列チャートシートには、選択された期間、製品、PoS、主要数値項目に対する実績値と目標の詳細なテーブルとチャートが含まれています。主要数値項目は、Variance Analysis!$E$9: $E$29 の xl3Linkformulae 式によって渡されます。セル $O$8 は、選択された月に基づいて表示されます。列 C ~ N は、XL3MemberNavigate() 関数を使用して前月を選択し、直近 12 か月をローリング表示しています。
注記: これもグリッド内で実現可能です。その場合、日付階層の $C$5 を起点にして、過去 11 か月を選択します。