ビューポートに Excel チャートを表示する場合、チャートを含む Excel セル範囲ではなく、チャート オブジェクト自体を選択できます。
主な利点は、ビューポートのサイズが元のチャートのサイズと異なる場合に、画像を引き伸ばすのではなく、チャート自体が新しいサイズに合わせて再描画されることです。これにより、通常はより鮮明に表示され、凡例や軸がぼやけて見えるケースが回避されます。
このアプローチは、デバイスの画面サイズに応じてビューポートのサイズが変化するダッシュボード シートで特に役立ちます。ベースとなるデータが変更されるとチャートが自動的にリフレッシュされるという利点もあります。
ウェブの制限
チャートのサイズ変更方法に伴い、次のような制限があります。
- 一つシート上の同じチャートに二つのビューポートを配置することはできません。
- ただし、それらを別々のシートに配置することはできます。
- チャートが標準範囲ベースのビューポートと重なる場合があります。
- この場合、範囲ビューポートから別のシートにチャートを移動できます。
スモール マルチプル チャートとツリーマップに基づいてビューポートを追加することもできます。これらには Excel チャート上のビューポートと同じ利点があり、チャートのサイズ変更のあいまいさが改善されます。