ワークスペース管理者は、表示されるデータをエンド ユーザーが理解しやすいよう、またはタスクの完了方法を説明するために、任意のダッシュボードにテキスト ボックスを追加できます。
新規のお客様にはクラシック ダッシュボードをご利用いただけません。代わりにユーザー エクスペリエンスでアプリ又はページを構築してください。
ダッシュボードを使いやすくするために必要な数だけテキスト ボックスを追加できますが、ユーザーが情報量に圧倒されてしまわないよう、テキスト ボックスは控えめに使用することをおすすめします。
スタイル設定を適用して、見出し、説明、標準テキストを区別できます。
エンド ユーザーはダッシュボード上のテキスト ボックスを表示できますが、テキスト ボックスの追加、編集、削除ができるのはワークスペース管理者だけです。
特殊文字
セキュリティ上の理由により、スペースなしで大なり記号 (<) と小なり記号(>) で囲まれた (<>) 文字がある場合、Anaplan ではそれらの記号が削除されます。静的テキスト ボックスで小なり記号と大なり記号を使用する必要がある場合、小なり記号の後にスペースを追加することで、これらの記号が削除されることを回避できます。
たとえば、静的テキスト ボックスに「<B>」と入力すると、Anaplan ではこれがセキュリティ上の懸念がある問題とみなされ、< と > が削除されます。「< B>」と入力すると、処理時にテキストがそのまま維持されます。
ダッシュボード デザイナー ツールバーからダッシュボードにテキスト ボックスを追加できます。新しいテキスト ボックスはダッシュボードの上部に配置され、幅は 100% になってテキストの折り返しが自動的に適用されます。新しいテキスト ボックスが選択された状態になり、青い枠線と青の [Move] ボタンが表示されます。テキスト ボックスを追加したら、いつでもコンテンツを編集できます。
ダッシュボードへのテキスト ボックスの追加
ダッシュボード デザイナーで、ダッシュボード ツールバーの [Add Text] ボタンを選択します。[Enter text here…] というテキストが記載された、青い [Move] ハンドルがあるテキスト ボックスがキャンバス最上部に追加されます。テキスト ボックス内をダブルクリックして、表示するテキストを入力 (又は貼り付け) します。変更を保存するには、ダッシュボード ツールバーで [Save] ボタンか [Save & Exit] ボタンを選択します。
ウェブ ページからコンテンツをテキスト ボックスに貼り付けられますが、ブラウザーとコンテンツの種類によっては書式設定または画像が失われる場合があります。
テキスト ボックスの移動
ダッシュボード デザイナーでテキスト ボックスを選択します。テキスト ボックスの枠の色が青に変化し、上部中央に青い [Move] ハンドルが表示されます。[Move] ハンドルをクリックしたまま、目当ての位置までテキスト ボックスをドラッグします。テキスト ボックスを配置しやすいように緑色のインジケーターが表示されます。変更を保存するには、ダッシュボード ツールバーで [Save] ボタンか [Save & Exit] ボタンを選択します。
テキスト ボックスのサイズ変更
ダッシュボード デザイナーでテキスト ボックスを選択します。テキスト ボックスの枠の色が青に変化し、矢印が右下隅に表示されます。矢印を内側か外側に向けてドラッグしてテキスト ボックスのサイズを変更します。ダッシュボード デザイナーのプロパティ パネルにはテキスト ボックスのサイズ情報が表示されません。変更を保存するには、ダッシュボード ツールバーで [Save] ボタンか [Save & Exit] ボタンを選択します。
テキストを編集しながらテキスト ボックスのサイズを変更することはできません。サイズ変更矢印は表示されません。
テキスト ボックスのサイズを手動で変更する場合、サイズ変更矢印を選択してテキスト ボックスのサイズを少しずつ小さくできます。
互いに平行に並ぶ同じサイズのテキスト ボックスを作成するには、必要な数だけテキスト ボックスを作成し、それらを横並びになるようドラッグします。こうすることで、テキスト ボックスのサイズ変更と配置が自動的に実行されます。これにより、テキスト ボックスの下でグリッド又はチャートを整列しやすくなります。
グリッドやチャートなどの要素とテキスト ボックスを横並びにしないことをおすすめします。テキスト ボックスは、グリッドやチャートの上に配置し並べた方が、より明確に情報を表示できます (ダッシュボードを PDF 形式としてエクスポートする場合は特にそうです)。
自動サイズ変更
テキスト ボックスなどの要素は、周囲の要素に合わせて自動的に調整されます。元々あった二つの要素の間にテキスト ボックスを配置すると、画面の 100% を占めるように三つの要素が自動的にサイズ変更されます。画面のサイズを変更すると、それに応じて要素のサイズも変更されます。この動作は最大三つのテキスト ボックス要素に適用されます。テキスト ボックス要素が四つ以上必要な場合、四つ目以降の要素は手動でサイズを調整して画面に合わせる必要があります。
テキスト ボックス又は要素のサイズを手動で変更すると、自動サイズ変更が適用されなくなり、ユーザーが設定したサイズが維持されます。たとえば、テキスト ボックス A のサイズを手動で変更し、サイズが変更されていない二つのテキスト ボックス (テキスト ボックス B と C) の間にそれを配置すると、テキスト ボックス A に合わせて B と C のサイズが自動的に調整されますが、A のサイズはまったく変わりません。
サイズ変更とスクロール バー
テキスト ボックスのサイズを変更すると、ダッシュボードにスクロール バーが表示される場合があります。たとえば、二つのテキスト ボックスを空のダッシュボードに追加して横並びで配置した場合、二つのテキスト ボックスが画面全体 (100%) を占めるように自動的に調整されます (それぞれ 50% ずつ)。これらのテキスト ボックスのサイズを手動で調整する場合は、テキスト ボックスを二つ合わせた時のサイズが 100% を超えないようにしてください。サイズをピクセル単位で指定する場合は特にこの点に注意する必要があります。サイズが 100% を超えた場合、100% を超える要素の端まで表示できるよう、ダッシュボードの一番下にスクロール バーが表示されます。
レイアウトでのテキスト ボックスの使用
ダッシュボード上にスペースを作るために空白のテキスト ボックスを使用している場合、ダッシュボードを PDF としてエクスポートすると出力が正確にレンダリングされない場合があります。PDF への出力機能ではテキスト ボックスにテキストがあることを前提にしています。テキストがない場合、この機能はページのレイアウトを正確に計算できません。PDF 形式で最適な出力が得られるよう、ダッシュボード要素の自動サイズ調整機能を使用することをおすすめします。
テキスト ボックスのテキストのスタイル設定
コンテンツを区別するために、事前定義済みのスタイルをテキスト (見出し、説明、標準テキストなど) に適用できます。
テキストを読みやすくするには、Ctrl + Alt + エンターキーか Alt + エンターキーを押して改行文字を挿入し、テキストを新しい行に移動します。このキーの組み合わせは Windows と Mac のすべてのブラウザーで使用できます。
段落または見出しを区切るには、改行をテキスト ブロックの間に追加する必要があります。改行の左右にはなんらかのテキストが必要です。テキスト ボックスの先頭に改行を追加して見出しを下に移動すると、その前に来るテキストがないため、テキスト編集モードを終了すると見出しが表示されなくなります。一塊のテキストの後に複数の改行を追加し、その後にテキストがない場合も、そのテキストの塊は表示されなくなります。
Anaplan のテキスト セル間、及び Anaplan と Microsoft Excel/PowerPoint/Word の間でコピー & ペーストしても、改行文字が挿入されたテキストの形式は維持されます。
テキスト スタイルの変更
テキスト ボックスの内容を編集するには、テキスト ボックスの内部をダブルクリックし、書式を設定するテキストを選択するか入力します。プロパティ パネルの [Style Options] で、適用するスタイル設定を [Change style] リストから選択します。変更を保存するには、ダッシュボード ツールバーから保存オプションを選択します。
テキスト ボックスの削除
テキスト ボックスを選択します。テキスト ボックスの枠の色が青に変化し、赤い十字が右上隅に表示されます。赤い十字を選択します。削除操作を確定するかどうかを尋ねるメッセージが表示されます。削除する場合は [OK] を選択します。テキスト ボックスを保持するには [キャンセル] を選択します。