開発モデルの改善に取り組んでいるときに、本番モデルの修正プログラムが必要になる場合があります。本番モデルに修正プログラムを適用するには、オブジェクトの追加、削除、順序変更、名前の変更が必要になります。この手順に従うことで、開発の改善に影響を与えることなく修正プログラムを適用できます。
両方のモデルで構造的に互換性がある必要があります。
注記:この方法では、バグ修正後に本番 (PROD) モデルに追加された構造からデータを削除できます。構造は、バグ修正と次のリビジョンの間に PROD モデルに追加されます。構造変更の例として、モジュール、リスト、リスト アイテム、バージョン、インポートの追加などがあります。
本番モデルへの修正プログラムの適用は次の 2 段階のプロセスに分かれています。
- 開発モデルをロールバックする。
- 開発への変更を復元して修正プログラムを適用する。
開発モデルのロールバック
変更が一切含まれていないバージョン (本番と同じ) に開発モデルをロールバックし、そのバージョンに修正プログラムを適用します。
開発モデルをロールバックする方法は以下のとおりです。
- 開発モデルの新しいバージョンを保存します。最後の構造変更の履歴 ID を書き留めます。この ID は新しいリビジョンを入力する直前に表示されます。
- 開発モデルで、履歴を使用して開発と本番が同一だった時点 (開発に変更が加えられる前) まで復元します。
- 修正プログラムを適用します。
- 開発モデルの新しいリビジョンを保存します。
- 開発モデルを本番モデルと同期します。
これで本番にも修正プログラムが適用されます。
開発への変更の復元と修正プログラムの適用
開発への変更を復元して修正プログラムを適用する方法は以下のとおりです。
- 開発モデルで、すべての開発作業が含まれており、修正プログラムが適用されていない適切な履歴 ID を見つけ、そのバージョンに復元します。
- 必要に応じて、開発のこのバージョンに修正プログラムを適用します。
一部のケースでは、開発作業に修正プログラムの変更がすでに組み込まれている場合があります。この場合は対応は不要です。 - 開発モデルの新しいリビジョンを作成します。
これで開発が最新バージョンに復元され、修正プログラムの変更が適用されます。
開発作業が完了したら、変更を本番と同期できます。