比較と同期には、最新の構造変更をソース モデルからターゲット モデルに移動するためのメカニズムがあります。両方のモデルで構造的に互換性がある必要があります。

アプリケーション開発ライフサイクルにおいて、次の目的で比較と同期を使用できます。

  • 開発モデル (標準モード) からテスト モデル (展開モード) に変更を移動する
  • テスト モデルから本番モデル (いずれも展開モード) にテスト済みの変更を移動する
  • 開発モデル (標準モード) から本番モデル (展開モード) に直接変更を移動する

比較と同期の操作でターゲット モデルの本番データが上書きされることはありません。業務データは必ず本番リストに保存することを忘れないようにしてください。

同期イベントはモデルの変更履歴に記録されます。ターゲット モデルの有効性を維持するために、同期イベントが発生する順番は同期の内容によって変動する場合があります。

注記:同じモデルのリビジョン タグを比較できます。詳細については「リビジョン タグの操作」を参照してください。

比較と同期は次の三つのステージに分かれたプロセスだと考えることができます。

  1. 比較するターゲット モデルとソース モデルを選択します。
    • ターゲットとは、ソース モデルと比較するモデル、又は変更の移動先となるモデルのことです。
    • ソースとは、ターゲット モデルと比較し、変更の移動元となるモデルのことです。
  2. ターゲット モデルの最新リビジョンと比較するリビジョン タグをソース モデルで選択します。比較のベースとしてソース リビジョン タグを使用すると、二つのモデルの構造情報間の正味差異に関する簡単なサマリーが生成されます。ソース モデルで追加および変更された設定とモデル コンポーネントの包括的なサマリーが必要な場合は、比較レポートをタブ区切りテキスト (.txt) ファイルとしてダウンロードできます。
  3. そのまま同期を実行すると、すべての変更がソース モデルからターゲット モデルに移動します。同期が正常に完了すると、ソース モデルとターゲット モデルでリビジョンが同じになります。新しいリビジョン タグがターゲット モデルに作成されます。

詳細な手順については「変更の比較と同期」を参照してください。