データ マッシュアップを使用すると、異なるデータ ソースのテーブルを結合できます。
エラーが発生しやすい VLookUp()
式を使用せずに、OLAP、リレーショナル、Excel のデータを組み合わせて表示でき、便利です。
例
キューブから売上データを取得し、リレーショナル データベースから製品情報を取得するデータ マッシュアップを作成します。
まず、それぞれのデータ ソース用に二つの接続を作成します。次に、[Insert Data] メニューの [Table...] を選択します。[Manage connections] ダイアログで [Add] を選択したら、[New Connection] タブで接続タイプに [Data Mashup] を選択します。
[Data Mashup] 画面で二つのクエリを追加します。二つ目のクエリを選択し、一致する列を選択して結合します。
結合できたら、通常のテーブル機能を使用できます。たとえば、(おそらくテーブル内に結合された列を重複して表示する必要はないため) 列を非表示にすることができます。
オプション
- Run Queries in Series — 各クエリを、前のクエリが完了するまで遅らせて実行します。パフォーマンスは低下しますが、同時に複数のクエリをデータベースに送信することが問題になる場合に、それを回避できます。
- Join Type — 内部/外部/クロス結合を行います。少なくとも一つの列を結合する必要があります (クロス結合を除く)。
- Match case — テキスト列を結合する際に、大文字小文字を区別するかどうかを指定します。デフォルトは true です。
計算
結果セットに事前定義済みの計算列を追加できます。
現在の計算タイプは Coalesce のみです。これは、選択した列から最初の非 NULL 値を返します。これは、完全外部結合において実績値/予算値やキーとなる値を選ぶ際に便利です。
OLAP データ ソース
Analysis Services に対して実行する場合、使用するレポート デザイナーを選択できるダイアログが表示されます。
標準のグリッド デザイナーは、列のメンバーをテーブルの列に変換します。メンバーのプロパティや、表示または結合する行メンバーを選択することもできます。
データソースが DAX をサポートしている場合は、表形式レポート デザイナーを使用できます。