これらは、クエリによって返されるテーブルのレイアウトを変更し、結果をユーザーにとってより便利なものにする二つの機能です。繰り返しデータを削除し、チャート作成などのレイアウトを改善できます。
セクション
レポート内の複数の行で一つ以上の列の値が繰り返されることがよくあります。多くの場合、これは役に立つ情報ではないため、セクションによってこの冗長性を軽減できます。
セクションを有効にすると、列の値がヘッダーとして 1 回書き込まれます。例として、以下のレポートを見てみましょう。

EnglishCountryRegionName は何度も繰り返されていますが、レポートにはあまり価値をもたらしません。[Table Properties] 画面に移動すると、セクションを有効にしてヘッダーで一つの列を使用できます。
結果は次のようになります (EnglishCountryRegionName 列は、標準の書式設定シートを使用して太字で強調表示するように構成されています)。

セクションのスタイルは [Table Properties] フォームを使用して制御できます。
- 一つのセル内のセクション
- 別々のセル内のセクション
- 別々の行内のセクション
- 列名の表示
- セクションの一部として列名を切り替えます。
セクションと書式シートの組み合わせを使用すると、従来の Reporting Services スタイルのレポートを作成できます。

繰り返される値の非表示
繰り返される値を非表示にすると、各セクションに値が変更された列のみが表示されるようになります。
このオプションを有効にすると、「Car and Bike Stores」が 1 回表示され、その下に各サブカテゴリーがリストされます。

列のピボット
列をピボットすると、その列の値が取得され、それぞれに新しい列が作成されます。
たとえば、各行に 1 か月ずつ表示して月を下方向に並べていくのではなく、列をピボットして各列に月を表示できます。以下はその実例を示したものです。
このスクリーンショットには月の名前の列が一つ表示されています。

ピボットする列を選択して右クリックします。[Anaplan XL] メニューから [Pivot columnname] を選択します。
月ごとに一つの列が作成され、テーブルがはるかに読みやすくなります。