Professional 又は Enterprise のサブスクリプションを利用している場合、単一ページを有効にする機能を使ってアプリケーション ライフサイクル管理 (ALM) ワークフローをサポートできます。

ページの ALM を使えば、ワークスペース管理者はページで複数のモデルを有効にすることができます。複数のモデルを有効にすると、以下を実行できます。

  • 追加のモデルをページの潜在的なデータ ソースとして関連付ける
  • ページに関連付けられたモデル間でソース モデルを切り替える
  • モデルとページの関連付けを解除する

これらの機能を使うことで、アプリケーション ライフサイクル管理の一環としてページを操作することができます。

すべてのページに単一のソース モデルのデータが表示されます。ただし、Professional 又は Enterprise のサブスクリプションを利用しているワークスペース管理者は、[Page settings] から複数のモデルをページと関連付けることができます。

ページ ビルダーはいつでもページのソース モデルをアクセス権があるモデルに変更できます。ただし、ページに適していないソース モデルもあります。ワークスペース管理者は、最も役に立ちそうなモデルを選択してページに関連付けることができます。

たとえば以下のようなモデルを関連付けることができます。

  • ページとの関連性が高いデータを含んでいる
  • データが適切に表示されるモデル構造になっている
  • ALM ワークフローの一部を形成している

モデルを関連付けたら、[Switch source models] ドロップダウン リストから、ソースとして使用する関連付けられたモデルを選択できます。このリストでは、関連付けられたモデルのうち二つ以上のモデルへのアクセス権があるユーザーが、公開済みページのソース モデルを切り替えることができます。ページ ビルダーは下書きページプレビューでソース モデルを切り替えることもできます。 

複数のモデルが関連付けられているページを開くと、最後にページにアクセスした時に選択したモデルがソースとして表示されます。初めてページにアクセスした際は、アクセス権があるもののうち、アルファベット順で先頭にあるモデルのデータがページに表示されます。

注記:データが適切に表示されるように、ALM ワークフローでの使用を想定した、互換性のあるデータ構造のモデルだけを関連付けることをおすすめします。

ページに関連付けられたモデルのうち、少なくとも二つ以上のモデルへのアクセス権がある場合は、[Switch source models] ドロップダウン リストにそれらのモデルが表示されます。[Switch source models] ドロップダウン リストは、公開済みページのツールバー、及びデザイナー モードとプレビューで表示されます。

[Switch source models] ドロップダウン リストから別のソース モデルを選択して、ページに表示されるデータを変更できます。ページ ビルダーは、別のモデルのソース データを使うと下書きページがどのように変化するかを比較することができます。関連付けられたモデルのうち一つ以上のモデルへのアクセス権があるユーザーは、モデルを切り替えてページに表示されるデータを選択することができます。

モデルとページの関連付けが不要になった場合、ワークスペース管理者はモデルとページの関連付けを解除できます。

モデルの関連付けを解除すると、関連付けられたモデルとして [Page settings] の [ソース モデル] タブに表示されなくなります。また、[Switch source models] ドロップダウン リストでも利用できなくなります。

モデルへのアクセス権があるワークスペース管理者は、いつでも再度モデルとページを関連付けることができます。

一つのソース モデルを除いてすべてのモデルの関連付けをページから解除する場合、ページで複数のモデルを無効にできます。ページの ALM 機能は無効になりますが、いつでも再有効化できます。

注記:モデルとページの関連付けを削除できるのは、関連付けを解除するモデルのワークスペース管理者だけです。また、少なくとも一つのモデルがページに関連付けられている必要があります。モデルの関連付けを解除すると、関連付けが解除されなかったモデルがソース モデルになります。

たとえば、開発モデル「Dev1」と本番モデル「Prod1」があるとします。ソース モデルとして選択できるモデルは一度に一つだけですが、「Dev1」と「Prod1」両方をページに関連付けることができます。

開発モデルを操作している際にページでデザイナー モードに切り替え、下書きのソース モデルとして「Dev1」を選択できます。「Dev1」のデータを使ってページをプレビューし、「Dev1」と「Prod1」を何度も切り替えながら二つを比較することもできます。

Dev1」のデータと連携するように下書きを変更した場合、公開済みページを更新せずに下書きを保存できます。「Dev1」へのアクセス権がないユーザーには引き続き、公開済みページに「Prod1」のデータが表示されます。本番モデルと一致するように下書きページの構造を変更できるため、本番モデルにはまだ存在しない構造の変更が「Dev1 」にある場合に便利です。

Dev1」と「Prod1」を同期したら、開発モデルのデータに仮の変更を加えたページを公開できます。公開済みページが更新され、本番モデルをソース モデルとして選択すると同期されたデータが適切に表示されます。

Finance UK」と「Finance Japan」という二つの本番モデルがあるとします。モデルの構造は二つとも同じですが、一つには英国のデータがあり、もう一つには日本のデータがあります。同じ開発モデルを使って開発を行い、両方の本番モデルに同期することができます。これはページでも同様です。

Finance Dev」、「Finance UK」、「Finance Japan」と構造が一致する「Finance」ページを構築できます。こうすることで、同じページに両方の本番モデルの変更を同時に公開できます。「Finance UK」へのアクセス権があるユーザーは「Finance」ページで「Finance UK」の最新データを見ることができます。一方、「Finance Japan」へのアクセス権があるユーザーは同じページで「Finance Japan」の最新データを見ることができます。