基本的な Anaplan XL Reporting レポートを作成します。 

まず、Anaplan XL Excel Edition をダウンロードしてインストールし、新しい Excel ワークブックを開きます。

すべての Anaplan XL 機能は Anaplan XL リボンから利用できます。 

データ ソースに接続する方法は以下のとおりです。

  1. [Connections] リボン メニュー アイテムを選択します。新しいワークブックではこれが空になっています。[Add] ボタン、[New Connection] タブの順に選択して新しい接続を作成します。詳細については、「Anaplan XL Reporting でのデータへの接続」を参照してください。
  2. データ ソースのリストから関連する接続を選択し、詳細を入力してデータ ソースに接続します。
  3. [OK] を選択すると、作成された接続の新しいエントリが [Manage Connections] ダイアログに表示されます。

データをワークブックに取り込むには、[Grid] リボン メニュー アイテムを選択して新しい Anaplan XL グリッドを作成します。

この操作によって [Report Designer] ダイアログ ボックスが表示されます。左側には、データ ソース内で使用可能なすべての階層が表示されます。関連する領域にそれらをドラッグ アンド ドロップします。

日付階層を見つけてフィルター セクションにドラッグします。これにより、メンバーの選択を行うことができる右側のペインが表示されます。

Date hierarchy

グリッドに特定の年のデータのみを表示するには、[All Periods] メンバーに移動します。年を見つけて右にドラッグするか、ダブルクリックして選択します。

All Periods member

グリッドにデータを表示するメジャーを定義するには、[Measures] を [Filters‌] にドラッグします。

選択を続行してレポートを絞り込みます。この例では、次の選択が行われています。

  • Filters: 
    • Measures – Reseller Sales Amount
    • Date – CY 2017
  • Columns
    • Geography – メンバーが選択されていないため、デフォルトが表示されます (キューブで定義されているとおり)。
  • Rows
    • Product – メンバーが選択されていないため、デフォルトが表示されます (キューブで定義されているとおり)。
Define a report

新しいグリッドがワークブックに挿入されました。「CY 2017」の「Reseller Sales Amount」のデータが地域別と製品別に表示されます。

Reseller Sales Amount

「Geography」階層と「Product」階層にはメンバーが選択されていなかったため、グリッドには両方のデフォルトの All メンバーが表示されます。「Geography」階層と「Product」階層をドリルして、その子メンバーを表示できます。親メンバーをダブルクリックすると、その子メンバーが表示されます。

Drilling down of members

階層ラベルを移動したりドロップしたりすることでグリッドを変更できます。たとえば、「Geography」軸と「Product」軸を簡単に入れ替えることができます。

グリッド デザインはレポート デザイナーで編集できます。グリッド内のセルを選択し、右クリックして [Anaplan XL] → [Design Grid] を選択するか、[Grid] リボン メニューから [Design] メニュー アイテムを選択します。

グリッドにスライサーを追加すると、メンバーの選択をすばやく変更できます。フィルター セルの一つを選択し、右クリックして [Anaplan XL] → [Add Slicer] を選択します。既存のメンバー選択があることを示す警告が表示されます。[OK] を選択してスライサーを作成します。

右クリック メニューを使用して、スライサーの移動、編集、サイズ変更を実行できます。

必要に応じて、ワークブック内の他のグリッドをこのスライサーに接続できます。レポート デザイナーに移動し、メンバー セレクター領域で、メンバー選択としてスライサー オプションを使用します。

通常の Excel 機能を使用してチャートを挿入できます。ただし、Anaplan XL にもいくつかの拡張チャート & 視覚化機能が用意されています。

グリッド内のデータに基づいてグラフを挿入する方法は以下のとおりです。

  1. グリッド領域を右クリックし、[Anaplan XL] → [Grid Charts] を選択します。グリッドをドリルした際にチャートをどのように動作させるかに応じて、[Highest]、[Lowest] 又は [All members] を選択します。
  2. 使用するチャート タイプを選択すると、チャートが自動的にワークブックに挿入されます。グリッドに接続されているため、ドリルやドラッグ & ドロップを行うとチャートが更新されます。
  3. Excel チャートと同じ方法でチャートの形式を設定します。

レポートを公開する方法は以下のとおりです。 

  1. [Publish to Web] リボンのメニュー アイテムを選択します。 
  2. ウェブ サーバーに接続し、公開先のフォルダーを選択してレポートに名前を付けます。 
  3. [Publish] を選択します。完了するとメッセージが表示されます。
  4. ブラウザーで Anaplan XL Web サイトに移動します。左側のリポジトリ パネルには、公開されたすべてのレポートが表示されます。レポートを選択して読み込みます。グリッドとスライサーはインタラクティブなままで、データが接続されています。