アプリケーション ライフサイクル管理 (ALM) プロセスでは展開モードを使用できます。

モデル内の構造情報を変更できないようにする場合に展開モードを使用します。こうすることで、ALM での、テスト モデルと本番モデル間の互換性が確保されます。

展開モードは本番モデルとテスト モデルで使用するためのものであり、開発ソース モデルでは使用しません。本番モデルを更新する必要がある場合は以下を実行します。

  • 標準モードの互換性のある開発 (ソース) モデルで構造的な変更を加えます。
  • 比較と同期を使用して開発 (ソース) モデルから本番 (ターゲット) モデルに構造的な変更を移動します (展開モードは無効にしない)。

セキュリティ上の理由とデータの整合性のため、展開モードになっているモデルにのみ本番データを格納することをおすすめします。こうすることで、データの重複も防止され、モデル全体のサイズも抑えられます。

展開モードではモデルの構造情報に変更を加えることができないため、展開モードになっているモデルにリビジョン タグを追加することはできません。展開モードでも、リビジョン タグからモデルを作成することは可能です。

同期ターゲット モデルでは、常に展開モードを有効にしておくことをおすすめします。

警告: 本番モデル又は同期ターゲット モデルで展開モードを無効化しないでください。展開モードを無効化してから構造的な変更を加えた場合、モデルはこれまで互換性があったソース モデルと同期できなくなります。場合によっては、直近のリビジョン タグに戻すことで、同期できないモデルを復元できることがあります。詳細については「リビジョン タグの概要」を参照してください。