ワークスペース管理者はリストの選択的アクセスを有効にしてリスト アイテムに割り当てることができます。リストに親または子がある場合、割り当てたアクセス権はリスト階層内の他のリスト又はリスト アイテムに影響を与える可能性があります。
選択的アクセスを有効にすると以下のルールが適用されます。
イベント | 子リスト | 親リスト |
選択的アクセスの有効化 | 選択的アクセスはリストのすべての親リストで有効になっています。 | 親に子リストがある場合、子リスト アイテムは親リストから選択的アクセスを継承します。 よりきめ細かいアクセス制御が必要な場合は、子リストに対する選択的アクセスを有効にします。 |
選択的アクセスを割り当てるか、子か親リストから選択アクセスを削除すると、以下のルールが適用されます。
イベント | 子リスト | 親リスト |
選択的アクセスの割り当て 「選択的アクセスの例」を参照してください。 | 子リスト又はそのリスト アイテムに選択的アクセスを割り当てても、親が自動的に同じレベルのアクセス権を受け取ることはありません。 | 子リストには同じレベルのアクセス権が与えられます。子リストのアクセス権は状況に応じて次のようになります。
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選択的アクセスの削除 | アクセス権が親と同等かそれよりも制限が厳しかった子リストでは、そのアクセス権が削除されます。 | |
選択的アクセスがある親からのリスト アイテムの削除 | 子のリスト アイテムはオーファンとなり、親のアクセス設定が失われます。 親のアクセス権を維持するには、次のいずれかを実行します。
オーファン リスト アイテムは、データのインポート又は手動での親の選択解除によって発生する可能性があります。 |
これらのルールは親階層の他のレベルにも適用されます。以下に例を挙げます。
- 「Regions」は「Countries」の親である
- 「Countries」は「Employees」の親である
EMEA 地域への読み取りアクセス権を付与すると、その子アイテム (英国やフランスなど) だけでなく、英国とフランスのすべての従業員にも読み取りアクセス権が付与されます。