階層エディターの詳細タブでは、さまざまな方法でメンバーを選択できます。

名前付きセットは、ディメンション メンバーのセットを返す Multidimensional Expressions (MDX) 式です。キューブ レベル、又は Anaplan XL Reporting などのアプリケーション内で名前付きセットを作成できます。キューブ データ、算術演算子、数値、関数を組み合わせて作成できます。

名前付きセットの作成の詳細については、こちらを参照してください。

階層を編集するときに [Advanced] タブ → [Member Set] で [Between] と [Manual MDX] を使用できます。

このオプションでは、ユーザーがその階層の特定の範囲についてレポートできます。唯一の基準は、両方のメンバーが同じレベルである必要があることです。たとえば、2022 年から 2023 年までのすべてのデータをレポートすることを選択できます。

Excel の範囲を入力するオプションもあります。$I$3 と $I$4 の値に基づいてグリッド レポートを実行できます。開始範囲値は $I$3 にあり、最後の範囲値は $I$4 です。

範囲オプションを使用するもう一つの機能として、範囲の一つを空白のままにできます。

$I$3 の値$I$4 の値レポートされる内容
CY2022CY2024グリッド レポートでは CY 2022 から CY 2024 までのデータをレポートします。

CY2024グリッド レポートでは最も早い日付から CY 2024 までのデータをレポートします。
CY2023
グリッド レポートでは CY 2023 から最も遅い日付までのデータをレポートします。

このオプションでは MDX コードを使用できます。[Manual MDX] ラジオ ボタンの右側にある省略記号を選択すると、MDX コードを入力できます。

たとえば、CY 2022 と CY 2024 のみをレポートする場合は、[Manual MDX] ウィンドウに「{[CY 2022], {CY 2024]}」と入力します。Excel セル範囲を MDX ソースとして指定することもできます。名前付きセットを定義したら、[Descendants]、[Lowest Descendants] 又は [Descendants At] をレポートするよう選択できます。

追加メンバー リストを追加し、通常どおり選択を行ってから、二つのリストを組み合わせる方法を選択できます。

  • Add: 左側と右側を組み合わせます。
  • Common: 左側と右側に存在している必要があります。
  • Subtract: 左側から右側を引きます。

例については以下を参照してください。

このオプションでは、階層をドリルダウンするときに表示されるレベルを選択できます。ドリル時にそのレベルをスキップするには、そのレベルの選択を解除します。