ワークスペース管理者は、セル データへの読み取りおよび書き込みアクセスを制御するアクセス ドライバーを設定できます。
アクセス ドライバーはダイナミック セル アクセスの実装に使用します。
モデルのライン アイテムは有効なアクセス ドライバーで制御できます。アクセス ドライバーにユーザー リストを含めることもできます。
必要なアクセス権のきめ細かさに応じて、ライン アイテム又はモジュール レベルでターゲット セル データにアクセス ドライバーを適用します。次に、アクセス ドライバーで定義したデータに対するアクセスを手動で制御するか、シンプルな式を使用します。たとえば、現在の期間でセルの値を編集可能にするには時間関数を使用します。
ダイナミック セル アクセスと選択的アクセスは併用できます。選択的アクセスは、リストとリスト アイテムへのアクセスをユーザー単位で制限しますが、セル データへのアクセスは制限しません。両方のメカニズムを併用した場合、最も厳しいアクセス レベルが適用されます。たとえば、ワークスペース管理者だけがアクセス ドライバー モジュールを使用できるようにするには選択的アクセスを使用します。
ブループリント の [Read Access Driver] 列と [Write Access Driver] 列のターゲット セル データにアクセス ドライバーを適用します。セル データが読み取り専用、編集可能、非表示のどれになるかはこれらの列によって決まります。
ライン アイテムかモジュールにアクセス ドライバーを適用したら、ディメンションの組み合わせでチェックボックスをオンにしてターゲット セル データへのアクセスを制御します。ライン アイテムの式を使用して、このプロセスを自動化できます。
アクセス ドライバーに対する変更は、モデルの変更履歴に [Security Changes] として記録されます。
グローバル アクセス ドライバー
ディメンションがないアクセス ドライバー モジュールをグローバル アクセス ドライバーとして使用できます。ターゲット モジュール又はライン アイテムのディメンション性を無視してセル データへのアクセスを制御する際はグローバル アクセス ドライバーを使用します。