PostgreSQL からデータをインポートするための接続を Anaplan Data Orchestrator で作成します。次に、その接続を使用してデータを抽出し、ソース データセットを作成します。
前提条件
接続を作成する前に、次のものが必要です。
- Amazon Web Services (AWS)、Azure、Google Cloud Platform (GCP)、又はその他のクラウド プロバイダーなど、クラウド プラットフォーム上でホストされている PostgreSQL インスタンス
- Privacy-Enhanced Mail (PEM) 形式の暗号化されていない証明機関 (CA) 証明書
- パスワードと権限 (少なくとも読み取り権限) がある持つデータベース ユーザー
例:
CREATE USER <user_name> PASSWORD 'your_password_here';
GRANT USAGE ON SCHEMA <schema_name> TO <user_name>;
GRANT SELECT ON ALL TABLES IN SCHEMA <schema_name> TO <user_name>;
ALTER DEFAULT PRIVILEGES IN SCHEMA <schema_name> GRANT SELECT ON TABLES TO <user_name>;
PostgreSQL との接続の作成
PostgreSQL データを Data Orchestrator に接続するには、PostgreSQL 認証情報が必要です。詳細については、PostgreSQL のドキュメントを参照してください。
接続を作成するには以下を実行します。
- 左上のナビゲーション メニューから [Data Orchestrator] を選択します。
- 左側のパネルで [Connections] を選択します。
- [Create connection] を選択します。
- [PostgreSQL] を選択したら [Next] を選択します。
コネクターが見つからない場合は、[Find...] フィールドに検索ワードを入力します。 - [Connection details] ページで次の詳細を入力し、[Next] を選択します。
- Name (名前):接続の名前を作成します。名前には英数字とアンダースコアを使用できます。
- Description (説明):接続に関する説明を入力します。
- [Connection credentials] ページで PostgreSQL の認証情報を入力してから [Next] を選択します。
- Username (ユーザー名):認証に必要な PostgreSQL ユーザー名。
- Password (パスワード):認証に必要な PostgreSQL パスワード。
- Host (ホスト):PostgreSQL ホスト ドメイン。ホストは PostgreSQL インスタンスの管理者によって提供されます。
- Port (ポート):PostgreSQL ポート番号。ポート番号は PostgreSQL インスタンスの管理者によって提供されます。
- Database (データベース):PostgreSQL データベース名。
- CA Certificate (CA 証明書):PostgreSQL コネクターでは TLS/SSL 暗号化をサポートしています。TLS/SSL 暗号化により、PostgreSQL インスタンスへの安全で暗号化された接続を確立できます。転送中のデータが不正な第三者によって傍受されたり読み取られたりするのが防止されます。サーバーにインストールされているデジタル証明書を使用して接続が保護されます。これにより、データ保護に不可欠な層が提供されます。
コネクターで CA 証明書を使用するには、まず Base64 でエンコードされた CA 証明書を PEM 形式でデコードする必要があります。例:
-----BEGIN CERTIFICATE-----
MIIDBzCCAe+....................
.......複数の行...........
-----END CERTIFICATE-----
- 接続テストが完了したら、[Done] を選択します。
注記:接続を編集する必要がある場合は、CA 証明書を再度入力する必要があります。
PostgreSQL 接続からのデータの抽出
PostgreSQL 接続からデータを抽出して、ソース データを Data Orchestrator に追加できます。抽出したデータから、ソース データセットを作成します。
データを抽出するには以下を実行します。
- 左上のナビゲーション メニューから [Data Orchestrator] を選択します。
- 左側のパネルから [Source data] を選択します。
- [Add data] → [From connection] を選択します。
- [Dataset details] ページで次の詳細を入力し、[Next] を選択します。
- 接続
- データセット名
- 説明
- 名前空間
- パス名
- [Choose an uploaded type] ページで次の詳細を入力し、[Next] を選択します。
- [Load type] を選択します。
- Full replace (完全置換):現在読み込まれているデータを新しいデータに完全に置換します。
- Append (追加):新しいデータを現在のテーブルの末尾に追加します。
- Incremental (増分):データを取得し、以前に読み込まれた内容の増分を更新します。
- インポートする列を選択します。
- [Load type] を選択します。
- 確認ダイアログで [Create] を選択します。