Snowflake からデータをインポートするための接続を Anaplan Data Orchestrator で作成します。次に、その接続を使用してデータを抽出し、ソース データセットを作成します。
ネットワーク ポリシーの制限
Data Orchestrator と Snowflake を接続する前に、ネットワーク ポリシーで Anaplan パブリック IP から Snowflake アカウントへのアクセスが許可されていることを確認してください。Java Database Connectivity (JDBC) から Snowflake へのアクセスに、Azure Blob などの中間環境を使用する場合は、この環境へもアクセスできる必要もあります。
ネットワーク ポリシーの詳細については、Snowflake のドキュメント を参照してください。
専用のデータベース ユーザーの作成
関連スキーマへのアクセスが可能な専用のユーザーを読み取り専用で作成することをお勧めします。このステップはオプションですが、権限制御や監査をより的確に行えるように強く推奨されます。
または、データベースの既存のユーザーで Data Orchestrator を使用することもできます。
専用のデータベース ユーザーを作成するには、Snowflake データベースに対して次のコマンドを実行してください。
-- 変数を設定 (変数は大文字にする必要があります)
SET ADO_ROLE = 'ADO_ROLE';
SET ADO_USERNAME = 'ADO_USER';
-- ユーザー パスワードを設定
SET ADO_PASSWORD = '-password-';
BEGIN;
-- ADO ロールを作成
CREATE ROLE IF NOT EXISTS $ADO_ROLE;
-- ADO ユーザーを作成
CREATE USER IF NOT EXISTS $ADO_USERNAME
PASSWORD = $ADO_PASSWORD
DEFAULT_ROLE = $ADO_ROLE
DEFAULT_WAREHOUSE= $ADO_WAREHOUSE;
-- ADO スキーマのアクセスを付与
GRANT OWNERSHIP ON SCHEMA $ADO_SCHEMA TO ROLE $ADO_ROLE;
COMMIT;
Snowflake との接続の作成
Snowflake データを Data Orchestrator に接続するには、Snowflake 認証情報が必要です。認証情報の詳細については、Snowflake のドキュメントを参照してください。
接続を作成するには以下を実行します。
- 左上のナビゲーション メニューから [Data Orchestrator] を選択します。
- 左側のパネルから [Connections] を選択し、次に [Create connection] を選択します。
- [Snowflake] を選択したら [Next] を選択します。
コネクターが見つからない場合は、[Find...] フィールドに検索ワードを入力します。 - [Connection details] ページで接続の名前と説明を入力してから、[Next] を選択します。
- [Connection credentials] ページで Snowflake の認証情報を入力し、[Next] を選択します。
フィールドの詳細については、以下の表の「接続認証情報フィールド」セクションを参照してください。 - 接続テストが完了したら、[Done] を選択します。
接続認証情報フィールド
この表には、[Connection credentials] ページに表示されるフィールドの詳細が記載されています。表全体を参照するには、表の下にあるスクロール バーを使用してください。
| 接続認証情報フィールド | 説明 |
| Auth Type (認証タイプ) | 認証タイプを選択します。
|
| Username (ユーザー名) | 認証に必要なユーザー名。255 文字以下の文字列にする必要があります。例:ANAPLAN_USER |
| Host (ホスト) | Snowflake インスタンスのホスト ドメイン。アカウント、リージョン、クラウド環境を含め、snowflakecomputing.com で終わる必要があります。Snowflake にログインしていると、ブラウザーの URL からホスト名を取得できます。アクティベーション メールで完全なホスト URL を確認することもできます。例: accountname.us-east-2.aws.snowflakecomputing.com |
| Role (ロール) | Data Orchestrator から Snowflake にアクセスするために作成されたロール。255 文字以下の文字列にする必要があります。例:ADO_ROLE |
| Warehouse (ウェアハウス) | Data Orchestrator からデータを同期する同期先として作成したウェアハウス。文字またはアンダーバーで始まり、文字、数字、アンダーバー、及びドル記号を含むことができます。文字数制限は 255 文字です。例:PLANNING_WAREHOUSE |
| Database (データベース) | Data Orchestrator からデータを同期する同期先として作成されたデータベース。文字またはアンダーバーで始まり、文字、数字、アンダーバー、及びドル記号を含むことができます。文字数制限は 255 文字です。例:PLANNING_DATABASE |
| Schema (スキーマ) | このレプリケーションのターゲットとなっているテーブルを含むスキーマ。スキーマが指定されていない場合、スキーマに関係なく、権限のあるすべてのテーブルが表示されます。文字またはアンダーバーで始まり、文字、数字、アンダーバー、及びドル記号を含むことができます。文字数制限は 255 文字です。 |
Snowflake 接続からのデータの抽出
Snowflake 接続からデータを抽出して、ソース データを Data Orchestrator に追加できます。抽出したデータから、ソース データセットを作成します。
データを抽出するには以下を実行します。
- 左上のナビゲーション メニューから [Data Orchestrator] を選択します。
- 左側のパネルから [Source data] を選択します。
- [Add data] → [From connection] を選択します。
- [Dataset details] ページで次の詳細を入力し、[Next] を選択します。
- Connection (接続):データセットのベースとなる Snowflake 接続を選択します。
- Dataset name (データセット名):データセットの名前を作成します。
- Description (説明):データセットに関する説明を入力します。
- Namespace:名前空間を選択します。これは、接続用に定義された特定のデータベースの Snowflake スキーマです。
- Path name (パス名):パス名を選択します。これは Snowflake テーブル名です。
- [Choose an upload type] ページで次の詳細を入力し、[Next] を選択します。
- [Load type] を選択します。
- Full replace (完全置換):現在読み込まれているデータを新しいデータに完全に置換します。
- Append (追加):新しいデータを現在のテーブルの末尾に追加します。
- Incremental (増分):データを取得し、以前に読み込まれた内容の増分を更新します。
- インポートする列を選択します。
- [Load type] を選択します。
- 確認ダイアログで [Create] を選択します。