Azure Blob Storage からデータをインポートするための接続を Anaplan Data Orchestrator で作成します。次に、その接続を使用してデータを抽出し、ソース データセットを作成します。

Azure Blob Storage データを Data Orchestrator に接続するには、Azure Blob Storage 認証情報が必要です。認証情報の詳細については、Azure Blob Storage のドキュメントを参照してください。

接続を作成するには以下を実行します。

  1. 左上のナビゲーション メニューから [Data Orchestrator] を選択します。
  2. 左側のパネルから [Connections] を選択します。
  3. [Create connection] を選択します。
  4. [Azure Blob Storage] を選択してから [Next] を選択します。
    コネクターが見つからない場合は、[Find...] フィールドに検索ワードを入力します。
  5. [Connection details] ページで次の詳細を入力し、[Next] を選択します。
    • Name (名前):接続の名前を作成します。名前には英数字とアンダースコアを使用できます。
    • Description (説明):接続に関する説明を入力します。
  6. [Connection credential] ページで Azure Blob の認証情報を入力し、[Next] を選択します。
    • Azure Secret Key (Azure シークレット キー)
      (共有アクセス署名 (SAS) トークンをシークレット キーとして使用することはできません)。
    • Azure Blob Storage account name (アカウント名)
    • Container name (コンテナ名)
  7. 接続テストが完了したら、[Done] を選択します。

Azure Blob 接続からデータを抽出して、ソース データを Data Orchestrator に追加できます。抽出したデータから、ソース データセットを作成します。

データを抽出するには以下を実行します。

  1. 左上のナビゲーション メニューから [Data Orchestrator] を選択します。
  2. 左側のパネルから [Source data] を選択します。
  3. [Add data] → [From connection] を選択します。
  4. [Dataset details] ページで次の詳細を入力し、[Next] を選択します。
    • 接続
    • データセット名
    • 説明
    • Path Name (パス名) (以下補足情報を参照)
    • Column Separator (列の区切り文字)
    • Text Delimiter (テキストの区切り文字)
    • Header Row (ヘッダー列)
    • First Data Row (データの一行目)
  5. [Choose an uploaded type] ページで次の詳細を入力し、[Next] を選択します。
    1. [Load type] を選択します。
      • Full replace (完全置換):現在読み込まれているデータを新しいデータに完全に置換します。
      • Append (追加):新しいデータを現在のテーブルの末尾に追加します。
      • Incremental (増分):データを取得し、以前に読み込まれた内容の増分を更新します。
    2. インポートする列を選択します。

 注記:

  • _ab フィールドは Data Orchestrator によって追加され、ユーザー データではありません。
  • 読み込みタイプとして [Incremental] を選択した場合 (部分置換): 
    • [Primary key] チェックボックスをオンにします。ここでは複数のチェックボックスをオンにすることができます。
    • Data Orchestrator では、_ab フィールドをカーソル キーとして使用して変更内容を識別します。値は完全置換には使用されません。 
    • [Cursor Field] はあらかじめ選択されています。
  • 読み込みタイプとして [Append] を選択した場合:
    • Data Orchestrator では、_ab フィールドをカーソル キーとして使用して変更内容を識別します。値は完全置換には使用されません。 
    • [Cursor Field] はファイルの最終更新日に基づいて、事前に選択されています。
  1. 確認ダイアログで [Create] を選択します。

データを Azure Blob 接続から抽出する際に、パス名の入力が求められます。コンテナに同じファイル名パターンのファイルが含まれている場合は、「*.CSV」と入力して、同じファイル名パターンのすべてのファイルをアップロードできます。

コンテナの名前が SALES_DATA で、SALES_wk01.CSVSALES_wk02.CSVSALES_wk03.CSV というファイルがあります。[Path name]に「Sales_Files/Sales_*.CSV」と入力すると、三つのファイルすべてが Data Orchestrator にアップロードされます。 

後で同じファイル名パターンでさらにファイルをバケットに追加する場合は、データを同期して新しいファイルをアップロードできます。