このページでは、式を作成する際に発生する可能性がある、最も一般的な問題について説明します。

数式エディターに組み込まれている式構文チェッカーを使用することで問題を回避できます。式バーで式を編集する場合は構文チェッカーを利用できません。

問題考えられる原因
リストかモジュールの名前を引用符で囲んでからエンターキーを押すと、引用符が削除される数値かピリオドを含むリスト名またはモジュール名は、名前を区切るために単一引用符で囲まれます。アイテムが認識されると、カプセル化引用符が削除されます。
モジュール名とリスト アイテムの両方に数値かピリオドが含まれている場合、アイテムごとにカプセル化する必要があります。たとえば、「Region 3」という名前のライン アイテムがある、「Sales 2017」という名前のモジュールの場合、式では 'Sales2017'.'Region 3' という表記になります。
式を入力すると、式が壊れているというメッセージが表示される

次のいずれかの条件に当てはまる場合、式に問題があることを知らせるメッセージが表示されます。

  • ライン アイテム単位の式を入力し、ライン アイテムにも適用されるモジュール単位のバージョン式を入力しようとした。
  • モジュール単位のバージョン式がライン アイテムに適用されており、ライン アイテム単位の式をライン アイテムにも入力しようとした。
  • モジュール単位のバージョン式があり、既存のモジュール単位のバージョン式と相反する、モデル全体を対象とするバージョン式を入力しようとした。
  • モデル全体を対象とするバージョン式があり、モデル全体を対象とするバージョン式と相反するモジュール単位のバージョン式を入力しようとした。

優先順位と式の範囲の設定については、「」を参照してください。

バージョン式を使用すると想定外の結果になる

モデル全体を対象とするバージョン式はモジュール単位のバージョン式よりも優先されます。

優先順位と式の範囲の設定については、「」を参照してください。