値はタイム スケール間で自動的に合計されます。ただし、MONTHVALUE や YEARVALUE などの関数を使用して値を集計することもできます。
タイム スケールが異なる二つのライン アイテムがあり、式でその両方が使用されている場合、期間が長い方のタイム スケールに値が集計されます。たとえば、日は月に集計され、月は四半期に集計されます。この集計ではレベルをスキップすることもできるため、日を年に集計できます。
あるタイム スケールからそれより短いタイム スケールに値が集計されることはありません。たとえば、x
のタイム スケールが月で、y
のタイム スケールが年の場合、y = x
では月ごとの値が年間合計に集計されます。ただし、y
には各月の値がないため、x = y
では何も返されません。
HALFYEARVALUE、MONTHVALUE、QUARTERVALUE、WEEKVALUE、YEARVALUE、SELECT などの関数を使用して、異なるタイム スケールに値を集計することもできます。
例
以下の表にはタイム スケールが年のデータが含まれています。モジュールの名前は「Annual Data」で、ライン アイテムの名前は「Annual revenue」です。
FY19 | FY20 | FY21 | FY22 | |
Annual Revenue | 538,497 | 512,693 | 492,648 | 586,765 |
以下の表にはタイム スケールが月のデータが含まれています。さまざまな関数を使用して異なるタイム スケールに値を集計する方法を示した、複数のライン アイテムも含まれています。ただし、各セルは個別に計算されるため、通常はタイム スケールが必要なライン アイテムを使用した方が効率的です。
Jan 22 | Feb 22 | Mar 22 | Apr 22 | May 22 | Jun 22 | Jul 22 | Aug 22 | Sep 22 | Oct 22 | Nov 22 | Dec 22 | |
Monthly Revenue | 50,896 | 52,167 | 51,359 | 44,691 | 43,080 | 51,271 | 53,457 | 50,848 | 42,151 | 51,382 | 48,078 | 47,385 |
Years into monthly time scale
| 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |
Quarter Revenue
| 154,422 | 154,422 | 154,422 | 139,042 | 139,042 | 139,042 | 146,456 | 146,456 | 146,456 | 146,845 | 146,845 | 146,845 |
Half-year Revenue
| 293,464 | 293,464 | 293,464 | 293,464 | 293,464 | 293,464 | 293,301 | 293,301 | 293,301 | 293,301 | 293,301 | 293,301 |
Annual Revenue
| 586,765 | 586,765 | 586,765 | 586,765 | 586,765 | 586,765 | 586,765 | 586,765 | 586,765 | 586,765 | 586,765 | 586,765 |
Average Revenue per Month
| 48,897 | 48,897 | 48,897 | 48,897 | 48,897 | 48,897 | 48,897 | 48,897 | 48,897 | 48,897 | 48,897 | 48,897 |
「Years into monthly time scale」ライン アイテムは値として 0 を返します。これは、タイム スケールが年の値を月のタイム スケールに集計できないためです。