リビジョン タグの使用

リビジョン タグはアプリケーション ライフサイクル管理 (ALM) の機能です。

[Revision Tags] ページでは以下を実行できます。

• モデルにリビジョン タグを追加する
• リビジョン タグからのモデルの作成
• 直近のリビジョン タグに戻す
• 同じモデル内のリビジョン タグを比較する

リビジョン タグを追加する前に以下を理解しておいてください。

• モデルの構造情報と本番データの違い
• リビジョン タグの仕組みと使用するタイミング
• 標準モードと展開モードの違い

リビジョン タグは標準モードのモデルにのみ追加できます。

本番モデルが同期に対応しなくなることを防ぐために、開発モデルにだけリビジョン タグを追加することをおすすめします。

リビジョン タグはモデルの変更履歴に記録されますが、ワークスペースのサイズとしてはカウントされません。

モデルにリビジョン タグを追加するには以下を実行します。

1. リビジョン タグ に移動して [Add Revision Tag] を選択します。
   未保存の構造上の変更がモデルに一つ以上ある場合のみ、[Add Revision Tag] ボタンを利用できます。
2. リビジョン タグのタイトルを入力し、必要に応じて説明を入力します。
3. [Save] を選択します。
   リビジョン タグ テーブルの最初の行に新しいリビジョン タグが追加されます。

リビジョン タグへの名前の付け方と追跡方法については、Anaplan コミュニティの記事「Best Practices for Revision Tag Documentation 」を参照してください。

ワークスペース管理者であれば、特定のモデルの最新または過去の任意のリビジョン タグからモデルを作成できます。新しいモデルでは次のルールに従う必要があります。

• 選択したリビジョン タグと同じ構造情報があり、本番データが含まれていない
• 現在作業しているのと同じワークスペースに作成する

元のモデルの最新のリビジョン タグから作成された場合のみ、新しいモデルは同期ソースとして機能します。

リビジョン タグからモデルを作成するには以下を実行します。

1. リビジョン タグ に移動し、テーブルからリビジョン タグを選択します。
   デフォルトで最新のリビジョン タグが選択されます。
2. [Create Model From Revision] を選択します。
3. [Create Model From Revision] ダイアログで新しいモデルの名前を入力します。
   新しいモデルでは現在のモデルとは別の名前を使用する必要があります。
4. [Create Model] を選択します。
5. 新しいモデルが正常に作成された場合は、同じブラウザーで [Open New Model] を選択してモデルを開くことができます。

モデルを最新のリビジョン タグに戻すことができます。この操作を行うと、自身または他のユーザーが加えた未保存の構造上の変更がすべて破棄されます。本番リストの内容など、モデルの本番データは影響を受けません。開発モデルで加えられた不要な変更を元に戻す必要がある場合にこの機能が便利です。

最新のリビジョン タグに戻すには以下を実行します。

1. リビジョン タグ に移動し、[Revert to Last Revision] を選択します。
   最新のリビジョン タグ以降に一つ以上の構造上の変更が加えられた場合のみ、[Revert to Last Revision] ボタンを利用できます。
2. 表示されたダイアログで [Revert to Last Revision] を選択します。
3. 未保存の構造上の変更が破棄されるまで待機します。

一つのモデルの二つのリビジョン タグを比較することで、経時的な変化を把握できます。新しいリビジョン タグを基準に古いリビジョン タグを比較することも、その逆の比較を行うこともできます。

1. [Revision Tags] ページで比較の基準にするリビジョン タグを見つけ、[Compare] を選択します。
   こちらがリビジョン A になります。
2. リビジョン A と比較するリビジョン タグを [Compare Revisions] ダイアログで選択してから [Next] を選択します。
   こちらがリビジョン B になります。
3. 新規アイテム、変更されたアイテム、削除されたアイテムなど、リビジョン B とリビジョン A の構造データの比較内容をまとめた結果を確認します。
   また、以下を行うことも可能です。
   • さまざまなリビジョン タグを比較する: ドロップダウンから対象のリビジョン タグを選択してから [Update] を選択します。
   • より詳しい比較レポートをタブ区切りの .txt ファイルとしてダウンロードする詳細については、「比較と同期のプロセス」を参照してください。

同じモデルの二つのリビジョン間の変更の同期はサポートされていません。

毎回、モデルをコピーする前にリビジョン タグを追加することをおすすめします。

• 未保存の構造上の変更があるモデルをコピーすると、元のモデルに新しいリビジョン タグが自動的に追加されてから、新しいモデルにコピーされます。これは、コピー プロセスで構造上の変更が失われないようにするための措置です。モデルのコピー時に作成されたリビジョン タグのタイトルは「Copy Model」になります。
  
• 未保存の構造上の変更がないモデルをコピーすると、元のモデルの最新のリビジョン タグが新しいモデルにコピーされます。リビジョン タグの名前は変わりません。

モデルのインポート時に作成されたリビジョン タグのタイトルが「Import Model」の場合を除き、モデルのインポート時には同じプロセスが適用されます。

[Revision Tags] ページの [Synced] 列にあるアイコンは特定のリビジョン タグの同期ステータスを表しています。

アイコン	意味
	リビジョン タグの構造情報が互換性のあるターゲット モデルに同期されています。
	リビジョン タグの構造情報が互換性のあるソース モデルから同期されています。

アイコンにカーソルを合わせると、同期ステータスの概要が表示されます。[Synced] 列が空の場合は、ソース モデルから、又はターゲット モデルにそのリビジョンではモデルが一度も同期されていません。

リビジョン タグによってモデルの構造情報がキャプチャされ、以下の表で説明している追加情報が保存されます。この情報には [Revision Tags] ページからアクセスできます。

モデルの変更履歴には、リビジョン タグの情報と ALM で行われる関連アクションが含まれています。以下の表を参照しながらこの情報を解釈してください。

これらのアクションはモデルの変更ではないため、変更 ID はありません。Restore to ID 機能で前のリビジョン タグ、又は関連アクションにモデルを復元することはできません。