現在の期間の変更に合わせて動的に更新されるローリング フォーキャストを表示するチャートを作成できます。

1 年という期間で 6 週間にわたって営業フォーキャストの数字に対するローリング フォーキャストを作成します。別の期間やより複雑なユースケースにこれを応用できます。

このプロセスは次の三つに分かれています。

  1. モジュールの作成
  2. チャートの作成
  3. 現在の期間の更新

Sales forecast」モジュールを作成します。

  1. [Time] ペインで [Weeks:General] を [Calendar Type] に選択します。
    [Start Date]、[Number of Weeks] に値を入力したら、現在の期間を選択します。
  2. [Apply] を選択します。
  3. [Modules] ペインで、次の二つのディメンションがある「Sales forecast」モジュールを作成します。
    • 列に時間
    • 行に次の二つのライン アイテム: 「Sales forecast」と「6-week forecast
  4. Sales forecast」の形式を数値、「6-week forecast」の形式をブール値に設定します。
  5. ライン アイテム「Sales forecast」にデータを入力します。
  6. すべての時間軸で「6-week forecast」を true として選択します。
  7. 時間フィルターを適用し、「6-week forecast」のセルが true と等しく表示されるようにします。

注記: チャートでは最大で 200 個のアイテム又はデータ ポイントがサポートされています。このサンプルをベースにする場合は、時間がこの制限を超えないようにしてください。

現在の期間に基づいて折れ線グラフを作成します。

  1. グリッド全体を選択してから [Create chart] → [Line Chart] を選択します。
折れ線グラフの [Chart Options] ダイアログ。ダイアログの後ろのモジュールではグリッド全体が選択されており、チャートにはすべての時間軸のデータが表示されています。
  1. [Publish to Dashboard] を選択してから公開先のダッシュボードを選択します。
    現在ダッシュボードがない場合は、[New Dashboard] を選択して新しいダッシュボードに公開します。
  2. モジュールに戻り、「6-week forecast」に次の式を入力します。
    START() < CURRENTPERIODSTART() + 42 AND START() >= CURRENTPERIODSTART()
    これにより、現在の期間、及び現在の期間から 42 日間 (6 週間) でデータが true として設定されます。今回のフィルターの場合、現在の期間、及び現在の期間から 6 週間のデータのみが表示されます。
「6-week forecast」ライン アイテムが選択されている「Sales forecast」モジュール。式バーに式が表示されており、グリッドには 6 個の時間軸だけが表示されています。
  1. ダッシュボードをリフレッシュします。
    これで、現在の期間の始まりと、現在の期間から 42 日間 (6 週間) のデータ値がチャートに表示されます。
現在の期間から 6 週間のデータ値があるグラフが表示されている営業フォーキャスト ダッシュボード。現在の期間は「W/c 25 Oct 22」です。

注記: 現在の期間の前後に始まるタイムフレームを表示することもできます。たとえば、START() < CURRENTPERIODSTART() + 42 AND START() >= CURRENTPERIODSTART() – 21 では現在の期間が始まる 21 日前と 42 日後のフォーキャストが表示されます。

[Time] ペインで現在の期間を変更してダッシュボードをリフレッシュします。デザイナー モードか公開済みダッシュボードでこれを実行できます。タイムフレームが新しい現在の期間の先頭に移動します。 

現在の期間から 6 週間のデータ値があるグラフが表示されている営業フォーキャスト ダッシュボード。現在の期間は「W/c 6 Dec 22」です。