チャートはデータのパターンを見つけるうえで非常に役立ちます。大量の数字が形で表現されるため、傾向が明らかになります。
チャートは分析とコミュニケーションのためのツールとなります。チャートの形でデータを表現することにより、疑問点への回答を見つけ、パターンと傾向の変化を把握できるようになります。有意なデータを選択していれば、これらの分析結果をチャートの形で提示することができます。慎重に構成されているチャートは容易に読み取って解釈できます。
Anaplan ではさまざまなチャート タイプを選択できますが、どれが要件に最適なチャート タイプであるかを判断するにはどうすればよいでしょうか。こういったパターンや傾向を効果的に示す適切なチャートを選ぶためには、慎重な検討とある程度の試行錯誤が必要であることは間違いありません。
チャート タイプを選ぶ際、次のようにさまざまな検討項目があります。
- 使用するデータ
- 分析の種類
- データを提示する方法として表は適切か
- チャートはより適切な選択肢であるか
- さまざまなチャート タイプを試して要件に最適なものを特定する
- どのデータを提示するか
- チャートとダッシュボード
クイック リファレンスを使用すると、対応可能な質問に基づいてチャート タイプを選択できます。個々のチャート タイプの構造や使用方法の詳細を確認することもできます。
データ
データは次の 2 つのカテゴリーのいずれかに分類されます。
- 定量的データ: 何らかの方法で測定可能なデータ
- カテゴリー データ: 測定対象を識別するデータ
この 2 種類のデータ間の関係によって、注目すべき部分が強調されます。この関係のパターンや大きさが変化した場合、対処が必要な機会や問題が発生している可能性があります。
従属変数と独立変数
独立変数 (操作対象の変数) は通常、X 軸として表されます。従属変数 (測定対象の変数) は通常、Y 軸として表されます。複合グラフには、二つの Y 軸 (右側と左側) がある場合があります。
分析の種類
データ分析は、通常、データの比較、推移、関係、または構成を吟味することから成り立っています。
A | 説明 | 例 |
比較 | 多くの場合、時間軸を対象としたデータセットの高低 | 昨年の同時期と比べて売上はどうか。組織の他の領域と比べた場合、領域 A の業績はどのようなものであるか |
推移 | 一定期間にわたるデータの変化。どのようにして現在の状況に達したか | 収益の合計に寄与した売上の上下動や、原材料の価格変化とそれが小売価格にどのように影響したか |
構成 | データ値を構成している各部分 | ある品目の小売価格に影響を与えているさまざまな値、またはある地域を構成する各エリアの売上高 |
関係 | 複数の変数間の相関関係 | 過去 2 年間の売上実績に基づく翌年の売上予測、あるいはマーケティング プログラムが売上にプラスの影響を与えたかどうか |
これらの概要レベルの分析は多くの場合大規模なデータセットから構成されますが、一般に、チャートとして表現すると非常にわかりやすくなります。このような大量のデータを表中のテキストとして分析するのは困難です。
表が適切な場合とは
まず考慮すべき点は、データの表示方法として表が最適かどうかということです。表はテキストと数字から構成されているため、非常に馴染みがあり、直感的に読み取ることができます。
- 表はデータを示す
- 表では容易に個々の値を見つけることができる
- 表では容易に値を比較できる
- 表を見ると正確に詳細がわかる
- 表には複数の測定単位を含めることができる
- 表には詳細レベルから概要レベルまでさまざまなレベルの値を含めることができる
注記: 値を検索するツールが必要な場合、表が最適な選択肢となります。パターンや傾向を確認する場合は、チャートの方がより適切な選択肢となります。
チャートが適切な場合とは
チャートを使用した方がより効率的にデータを表示できることを確認するには、チャートの次のような機能について検討します。
- 解釈を示す
- 描画: データを形にして提示する
- 多くの言葉を必要としない: 形状と色で伝えようとしている内容の大部分が伝わる
- データ セット全体を比較できる
- 傾向、外れ値、変化、差異、類似性、および例外を明示できる
目的や伝えるメッセージについて考えることで、チャートを選択するかどうかの判断が容易になります。以下を年頭においてください。
- 回答が必要な質問に重点を置く
- チャートを作成する前にカテゴリーと測定法を決定する
- 明示すべき項目 (データの外れ値、カテゴリー内のばらつき、問題の原因や機会) を視覚化する方法を検討する
さまざまなチャート タイプの検討
見る人にとって意味があり、何らかの方法での対応を促すような新しいデータを示すことが目的となります。さまざまなチャート タイプでデータを表示してみることによって、メッセージを最も適切に伝えることのできる形式がすぐにわかります。最初に選んだチャートが最適ではない場合もありますが、次のようなことがわかる可能性があります。
- 円グラフを縦棒グラフに変更することで、大きさが近い値を比較しやすくなります。円グラフの各項目の大きさを比較するよりも、棒の長さを比較する方が簡単であることがわかっています。
- 比較する二つの値を示すよりも (例: 予算と実際の金額)、パーセンテージで差異を示したり、予算からの偏差として実際の金額を示す折れ線グラフを提示したりできます。すばやく情報にアクセスできることが大切です。
- 積み上げ面グラフでは複数のカテゴリーのベースラインが読み取りにくいため、折れ線グラフを使用する方が傾向をよりはっきりと示すことができます。
- 縦棒グラフを折れ線グラフに変更すると、連続性が示されるため、時間の流れが明瞭になります。折れ線グラフでは視線が水平方向に移動するのに対して、縦棒グラフの場合は視線が上下しながら移動します。
チャートを作る前に...
次のことを理解している必要があります。
- 実際にどのような情報が求められているのか、必要とされているのか: メッセージがわかりやすく伝わると、見た人がどう対応すべきか明確になります。
- 説明しようとしているデータで伝えるメッセージはどれか: 一つのチャートにすべてのメッセージを盛り込むことはできません。
容易に解釈できるよう、チャートはシンプルに必要最小限の情報のみを含めます。メッセージが明瞭に識別され、はっきりと伝わると、見た人の注意を引くことができます。メカニズムが単純かどうかは問題ではありません。
見る人が既に知っている情報や、余分なメッセージをチャートに盛り込まないようにします。単純なチャートほど楽に解読できます。チャートを複雑にしてユーザーに負担をかけることは避けます。
メッセージが複雑な場合、複雑なチャートを 1 つ作るのではなく、単純なチャートをいくつか作ります。カテゴリーごとに別々のチャートを作成し、そのすべてで同じチャート タイプを使用して、軸の測定値も同じにします。見る人がチャートをすばやく横断的に読み取ってメッセージを理解できるよう、チャートを水平方向に配置します。
メッセージが伝わりやすくなるよう、以下を実行します。
- データを整理する: グループ化、優先順位を設定、配列、又はランク付けします。
- 自然なカテゴリーの順序付けになるよう考慮する: 地理、重要性、価値などの観点からランク付けすることが道理にかなっているかを検討します。
- 注目すべきデータ ポイントを強調する: メッセージを補完しない情報を除外します。
- チャートを作成する前に、データを昇順または降順に並べ替える: 並べ替えることで比較が容易になります。
チャートに関する慣例
慣例に従うことで、メッセージをすばやく伝えることができます。
- 時間は一般的に水平 (X) 軸に表示される。時間は左から右に流れる。データが含まれない期間があっても、すべての期間を表示することが推奨される
- 軸のラベル、測定値の単位を示す。誤解を招く可能性がある場合は、カテゴリーやコードを説明した凡例を付ける
- 色の違いがはっきりするよう、チャートはグレースケールで印刷する。これは、色覚に問題のあるユーザーへの対応やプリンターのインクの節約にもなる
- 軸の数値は改変せず、常にゼロから開始する。軸を物理的に引き延ばしたり、延長したりすると、チャートが歪み、データが誤解を招く可能性がある。
チャートとダッシュボード
ダッシュボードを使用することで 1 つのデータセットのさまざまなビューを同時に表示できます。このとき、各種のチャート タイプを使用すると、有意なメッセージを伝えることができます。ダッシュボードでは、新たに生じたパターン、問題、または機会を強調するために、フィルタリングや条件付き書式も使用できます。
ダッシュボードをカスタマイズすることにより、同じデータセットを異なる形式で表示し、要件に基づいてさまざまなユーザーに提示することができます。[非表示] を使用して概要レベルのデータを選択し、特定のユーザー向けに 1 種類のチャートを作成することも、別のユーザーには [表示] を使用してより詳細なチャートを作成することもできます。
チャート タイプに関するクイック リファレンス
このクイック リファレンスでは、データについてのさまざまな質問に回答するうえで適したチャート タイプの概要を示します。♦ の記号をクリックすると、特定のチャート タイプの詳細情報にジャンプできます。
比較 | 推移 | 関係 | 構成 | |
ランク付け偏差 | 時間分布 | 相関関係 | 地理空間の部分と全体 | |
質問の種類 | 指定した値以上/以下 指定の値より大きい 指定の値より小さい 指定の値に等しい プラス/マイナス X 指定した条件と異なる 指定した条件と関連する 差異 | 変更 成長 変動 増加/減少 上昇/降下 トレンド 頻度 範囲 分布 集合 | 指定した条件で増加 指定した条件で変化 指定した条件で逸脱 指定した条件と関連 指定した条件が原因 指定した条件が影響 従属 | 比率 件数 構成要素 全体に対する割合 全体に対する各年齢層の割合 共有 全体に占める割合 ロケーション 場所 地域 |
縦棒グラフ | 〇 | 〇 | ||
積み上げ縦棒グラフ | 〇 | |||
積み上げ % 縦棒グラフ | 〇 | 〇 | 〇 | |
横棒グラフ | 〇 | |||
積み上げ横棒グラフ | 〇 | 〇 | ||
積み上げ % 横棒グラフ | 〇 | 〇 | 〇 | |
折れ線グラフ | 〇 | 〇 | 〇 | |
円グラフ | 〇 | |||
ウォーターフォール チャート | 〇 | 〇 | ||
時系列図 | 〇 | |||
マップ チャート | 〇 | |||
ファンネル チャート | 〇 | |||
複合グラフ | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 |
チャート タイプの詳細
チャート タイプにはそれぞれ特性があり、その特性故に特定の種類のデータに含まれるメッセージを伝えるための最適な選択肢となります。次の表では、それらの特性について詳しく説明します。
ここでは、各チャート タイプの形式と用途について説明します。チャート名を選択すると、そのチャート タイプの作成方法に関する手順が表示されます。
用途 | 時系列でのデータの変化を表示したり、項目間の比較を示したりします。たとえば、製品の毎月の売上など、異なる日付や異なる条件の下で取得された数値を比較します。 グループ化された縦棒グラフを使用すると、複数の異なる製品についての月間売上高など、主要なカテゴリーのさまざまなサブグループについての情報を示すことができます。 積み上げ縦棒グラフでは、カテゴリーの合計に対する貢献度を比較できます。1 つの縦棒内にサブグループの値が表示されます。縦棒全体のサイズはそのカテゴリーの合計サイズを示し、異なる色で表される各サブカテゴリーは全体に対する相対的な貢献度を示します。 積み上げパーセンテージ縦棒グラフでは、カテゴリー内の分布を比較すると同時に、カテゴリー間の差異も示します。 |
対応可能な質問 | A は B とどのように異なるか Y に対する X の比率はどのくらいか どの製品が最も売れているか 販売個数が最も多いのはだれか ウェブサイト トラフィックの構成はどうなっているか |
形式 | データは縦の棒で表示され、一方の軸がカテゴリーを表し、もう一方の軸が測定値の単位を表します。 定量的測定は常にゼロで開始する必要があります。縦棒の長さを比較することでチャートを読み取るからです。ベースの値がゼロでないと、棒の長さが歪んでしまい、値を比較することが難しくなります。 縦棒グラフでは、標準、グループ別、積み上げ、又は積み上げパーセンテージの各形式を使用できます。 積み上げパーセンテージ縦棒グラフは積み上げ縦棒グラフとまったく同じですが、数値は合計で 100% となるパーセンテージとして表されます。これにより各グループの値の間の比率と、各グループの合計値を調べることができます。 時間は通常 X 軸に沿って、カテゴリーは Y 軸に沿って表示されるため、カテゴリーを経時的に表示する場合は縦棒グラフが最適な選択肢となります。 |
長所と短所 | 読み取りやすい カテゴリーの数が多くない場合、単一の値を比較しやすい カテゴリーを並べ替えることで結果を強調できる マイナスの値を明確に表すことができる カテゴリーの数が増えると、読み取りが難しくなる カテゴリー軸のラベルの表示スペースが小さいため、カテゴリー ラベルが長い場合は、横棒グラフの使用を検討する必要がある |
用途 | データのカテゴリーを要約して表示することにより、さまざまなカテゴリー間で値を簡単に比較できます。 また、複数の一連のデータを比較し、特定時点でのデータのスナップショットを提供するうえでも有用です。カテゴリーの情報を表示する際によく使用され、水平に表示されるためカテゴリー ラベルのスペースを大きく使用できます。 積み上げ横棒グラフと積み上げパーセンテージ横棒グラフは、全体に対する構成要素の各部分を比較するのに有用です。 注目すべき点が個々の値である場合は横棒グラフを使用します。注目すべき点が傾向にある場合は、折れ線グラフを使用します。 カテゴリーは、通常 Y 軸に沿って表示されるため、横棒グラフは時間が要因とはならない場合によく使用されます。 項目をランク付けする場合も非常に便利です。その際は、チャートを作成する前に必ずデータを並べ替えてください。 |
対応可能な質問 | A は B と 異なるか どの営業担当者が最も多く製品を販売したか Y は X の何パーセントか (積み上げ横棒グラフによって) 過去 X 年にわたる平均成長率はいくらか |
形式 | 横棒グラフでは、水平方向の棒でデータを表示します。軸が回転している点を除き縦棒グラフとまったく同じです。つまり、Y 軸はカテゴリーを、X 軸は測定値を表します。 |
長所と短所 | ラベルが自然な読み取り方向に従っているため読みやすい カテゴリーを並べ替えることで結果を強調できる マイナスの値を明確に表すことができる カテゴリーの数が増えると、読み取りが難しくなる Y 軸のラベルが長いと、チャートがダッシュボード右側に押しやられる |
用途 | 特定の期間内の異なる地域の売上結果など、1 つの独立変数に対して複数の従属変数を表示します。 折れ線グラフを使用すると、ユーザーは連続的なデータ セットの山と谷を容易に確認できます。折れ線グラフでは変化の割合がより明確になることが多いため、経時的な傾向を強調するのに特に便利です。注目すべき点が傾向よりも個別の値である場合は、横棒グラフ又は縦棒グラフを使用します。 |
対応可能な質問 | X はどのように変動しているか A と Y の差はどうか X は A と関連しているか 昨年の会計年度中に売上高は増加したか |
形式 | 折れ線グラフは、2 つの軸上で直線によって接続された一連のデータ ポイントです。時間などのディメンションは水平の X 軸上に表示され、従属データは垂直の Y 軸に表示されます。一方のデータ セットは常に他方のデータ セットに従属します。 |
長所と短所 | 関係を簡単に識別できる 多くのカテゴリーを含めすぎると、読み取りが困難になる可能性がある |
用途 | 単一カテゴリー内の比率を表示します。 |
対応可能な質問 | 全体に対する Y のシェアはどうか Z に対する X の比率はどうか ウェブサイト トラフィックの構成はどうなっているか |
形式 | 円グラフは全体を成す構成要素を表すセグメントに分割された円 (全体を表します) で構成されています。円グラフの軸は円の外周に沿っています。 |
長所と短所 | 比率を明瞭に表すことができる 単一のカテゴリーのみを表すことができる セグメントの形状ゆえに、数量の識別は難しい場合がある 軸は円の外周に沿う。通常は値が非表示のため、読み取りはできない 円グラフ内のセグメントが増えるほど、解釈が難しくなる |
用途 | 貢献度の分析: ウォーターフォール チャートは大きな全体に対して寄与している構成部分を示します。業績を追跡したり、成功に至る経時的な貢献要因を示したりする場合に適しています。 小計が含まれるため、積み上げ縦棒グラフでは表示できない情報レイヤーが提供されます。 |
対応可能な質問 | 当社の利益はどのように成長したか これほど多くの在庫が手元にあるのはなぜか 当社の損益計算書はどのようになっているか 利益が過去 5 年間でどのように変化したか |
形式 | ウォーターフォール チャートには開始時の値と、終了時の値に至るまでの一連の漸増と漸減が含まれます。これらは浮遊する色付きの横棒で表されます。各浮動棒は直前の棒が終了するところから開始します。 一般的に、緑がプラスの値、赤がマイナスの値を表し、また青が合計として使用されます。 データは常にソース データと同じ順序で表示され、ゼロ軸を超える可能性があります。 先行の値を基準とする小計を、チャート内でチェックポイントとして表示できます。このため、ウォーターフォール チャートは利益と損失を図示する場合に非常に便利です。 |
長所と短所 | 横棒グラフよりも明瞭に合計の構成要素を表示できる 構成要素の数が増えるにつれ、読みやすさが損なわれる |
用途 | 時系列でイベント (プロジェクトの進捗状況、広告キャンペーン、買収の過程など) を説明します。 |
対応可能な質問 | いつ、〜したか どの時点で、〜したか ウェブサイトのデザイン プロジェクトの各段階をどのように図示すればよいか |
形式 | 一定の期間を前提として、時系列図では、データを記録する時間単位が週、月、年、四半期のいずれであっても、イベントが時系列で示されます。 |
長所と短所 | 使用が限定される。時系列図は一定期間内のイベントを図示するだけであるため、分析に使用されることはほとんどない |
用途 | 地理的なコンテキストにデータを配置することでロケーションごとの業績をすばやく識別できます。 |
対応可能な質問 | このエリアは別のエリアとどう異なるか Z や W には、いくつの X があるか 業績が最も低調なエリアはどこか |
形式 | 関連する領域のマップが表示されます。データの値は、マップ上の領域にカーソルを合わせるとポップアップに表示されます。 |
長所と短所 | 地域における組織のプレゼンスの分布を理解しやすい 他のチャート タイプに比べ多数のデータ項目を表示できる |
用途 | 二つの異なるチャート タイプの特徴を組み合わせることによって、単一のビジュアルで一つ又は複数の測定値の間の関係と相関性を図示します。 3 つのデータ セットが必要です。最初の一つは連続的なデータ セットに基づくもので、残りの二つはカテゴリーでグループ分けされます。この二つはそれぞれが Y 軸に異なる定量的スケールを持ちます。複合グラフは 3 つのデータ セット間の相関関係を示します。 複合グラフを使用してパレート分析を作成することもできます。 |
対応可能な質問 | 毎月の計画された売上と実際の売上の間の関係はどのようなものか 一連の四半期にわたって勝ち取った取引数に対して合計売上高を比較する 一定期間における各種製品の売上高を比較する |
形式 | 複合グラフ (複数の軸があるチャート) では、2 つの Y 軸と 1 つの共有 X 軸を使用してデータを表示します。 2 つのチャートは共通のカテゴリー軸を共有しており、それぞれが異なるスケールの値を表す複数の定量的な軸 (Y 軸) を持つことができます。 |
長所と短所 | 複合グラフは異なる種類のデータ間の相関関係を示すのに適している メッセージに最も適した形式を実現できるよう、縦棒、折れ線、点図表、面など、広範なチャート タイプ及び組み合わせから選択できる 単一軸の点図表や面グラフを作成できる まったく異なるスケールの変数を比較することができる 複雑で読み取りにくくなる可能性がある。複合グラフには過剰にデータを含めやすい Y 軸の測定スケールが異なるため、交差ポイントには意味がない。ユーザーがこの点を必ずしも容易に理解できるとは限らない 積み上げ面グラフは複数のカテゴリーを比較するためのツールとしては適さない。一番下の面以外のすべての面には一貫性のあるベースラインがないため、解釈が難しくなる |
用途 | プロセスの段階を通過するごとにデータ値が漸進的に減少する様子を視覚化します。これらの各段階のデータは全体の部分として表されます。 ファンネル チャートは、販売パイプラインの何らかの定量的測定値の大きさを図示するのために最もよく使用されます。また、マーケティング キャンペーン、採用プロセスの段階、注文フルフィルメントのプロセス、登録プロセスなどの過程の成功を分析する目的や、ウェブサイトでの購入パターンを追跡して、顧客がプロセスのどの段階で離脱したかを特定する目的にも使用できます。組織運営における潜在的問題を識別するために使用されることもあります。 |
対応可能な質問 | プロセスの各段階でいくつの販売が発生したか Q の各段階でどのくらいの Y が使用されたか |
形式 | ファンネル チャートは軸チャートではなく、構成要素の値の相対的な長さが表示されます。 |
長所と短所 | 減少過程を単純に視覚化する データがファンネル (漏斗) の形状にならない場合がある。データの値が段階的に減少するかどうかに左右される。1 つの値が先行する値より大きい場合、形状が歪む。この状況では、横棒グラフの方がより適切な選択肢となる場合がある |