ピックリストとは、選択可能な有効値のリストをユーザーに提供するドロップダウン リストのことです。フィルタリングされたピックリストはより複雑で、モデルの他のリスト (ドライバー リストとフィルター リスト) を参照します。ドライバー リストでの選択内容によってユーザーがフィルター リストで何を選択できるかが決まります。
多対多でフィルタリングされたピックリストでは、ドライバー リストの複数のリスト アイテムがフィルター リストの複数のリスト アイテムにマッピングされます。たとえば、「Role」リストの「Executive, Senior Director」と「Senior Manager」は「Compensation Plan」リストの「Plan A」の対象となります。「Senior Director」ロールと「Senior Manager」ロールも「Plan B」の対象となります。
モデル設定バーの General Lists でドライバー リストとフィルター リストの作成を行います。
1 対多でフィルタリングされたピックリストとは異なり、多対多でフィルタリングされたピックリストでは、ドライバーのリスト アイテム間の関係をマッピングしてリストをフィルタリングする有効な組み合わせリストも必要です。有効な組み合わせリストの例として「Compensation Plan Lookup」が挙げられます。三つすべてのリストにリスト アイテムが含まれていることを確認してください。
たとえば、「Compensation Plan Lookup」リストには「Role Compensation 1」、「Role Compensation 2」、「Role Compensation 3」の各リスト アイテムが含まれています。
有効な組み合わせリストでのリスト プロパティの作成
- モデル設定バーの General Lists を選択し、有効な組み合わせリストを選択して [Open] を選択します。
- [Properties] → [Insert] を選択して二つのリスト形式プロパティを作成します (例: 「Role (ドライバー)」 と「Compensation Plan」(フィルター))。
- [OK] を選択します。
- ドライバー リスト プロパティを選択したら、[Format] 列の省略記号「...」を選択します。
- [Type] ドロップダウンで [List] を選択し、ドライバー リスト (Role) を [リスト] ドロップダウンから選択します。
- [OK] を選択します。
- フィルター リスト プロパティを選択したら、[Format] 列の省略記号「...」を選択します。
- [Type] ドロップダウンで [List] を選択し、フィルター リスト (Compensation Plan) を [List] ドロップダウンから選択します。
- [OK] を選択します。
ドライバー リストとフィルター リストの間でのリスト アイテムの関係のマッピング
- 有効な組み合わせリストで [Grid View] を選択します。
- ドライバー リストとフィルター リストのリスト アイテム間の関係をマッピングします。
親 | コード | ロール (ドライバー) | Compensation Plan (フィルター) | |
Role Compensation 1 | Executive | Plan A | ||
Role Compensation 2 | Senior Director | Plan A | ||
Role Compensation 3 | Senior Director | Plan B | ||
Role Compensation 4 | Senior Manager | Plan A | ||
Role Compensation 5 | Senior Manager | Plan B |
フィルタリングされたピックリスト用のモジュールの作成
- モデル設定バーで モジュール を選択してから [Insert Module] を選択します。
- ドライバー リストとフィルター リストを表す二つのライン アイテムを列に挿入します (例: 「ロール」と「Compensation Plan」)。こちらの例では、行に「Employees」リストを追加して Time を削除することもできます。
- [OK] を選択します。
- ブループリント でドライバー ライン アイテムを選択し、[Format] 列の省略記号「...」を選択します。
- [Type] ドロップダウンで [List] を選択し、ドライバー リストを [List] ドロップダウンから選択します。
- [OK] を選択します。
- フィルター ライン アイテムを選択したら、[Format] 列の省略記号「...」を選択します。
- [Type] ドロップダウンで [List] を選択し、フィルター リストを [List] ドロップダウンから選択します
- [Filter] オプションで [Dependent] を選択し、[Filter based on data in] ドロップダウンからドライバー リストを選択して組み合わせの例を表示します。フィルター リストのすべてのリスト アイテムにユーザーがアクセスできるようにするには、[Format] ダイアログで [Allow access to unfiltered items] を選択して、フィルタリングされたピックリストの下部にある [Show All] を有効にします。
- [OK] を選択します。
モジュールでは、ドライバー ライン アイテムのリスト アイテムをフィルター ライン アイテムの有効な値にマッピングできます。
ロール | Compensation Plan | |
Employee A | Executive | Plan A |
Employee B | Senior Director | Plan A |
Employee C | Senior Director | Plan A |
Employee D | Senior Manager | Plan B |
Employee E | Senior Manager | Plan B |