ピックリストとは、選択可能な有効値のリストをユーザーに提供するドロップダウン リストのことです。フィルタリングされたピックリストはより複雑で、モデルの他のリスト (ドライバー リストとフィルター リスト) を参照します。ドライバー リストでの選択内容によってユーザーがフィルター リストで何を選択できるかが決まります。
モデル設定バーの General Lists でドライバー リスト、フィルター リスト、有効な組み合わせリストを作成します。「多対多でフィルタリングされたピックリストの作成」の例を参照してください。
多対多のフィルタリングされたピックリストを作成する場合は、有効な組み合わせリストがある割り当てアクションを使用して、ドライバーのリスト アイテム間の関係をマッピングしてリストをフィルタリングします。
割り当てアクションでは、リスト アイテムを簡単に親に割り当てることができます。このアクションでは、少なくとも一つのリスト形式プロパティ、及び親階層がある番号付きリストが必要です。多対多のフィルタリングされたピックリストでは、ドライバー リストを有効な組み合わせリストの親にする必要があります。
有効な組み合わせリストの構成
- モデル設定バーの General Lists を選択し、有効な組み合わせリストを選択して [Open] を選択します。
- [Configure] を選択します。
- [Parent Hierarchy] でドライバー リストを選択します。たとえば、「Role」などです。
- [Numbered List?] チェックボックスをオンにします。
- [Apply] を選択します。
有効な組み合わせリストでのリスト プロパティの作成
- [Properties] → [Insert] を選択してフィルター リスト プロパティを作成します (例: Compensation Plan (フィルター))。
- [OK] を選択します。
- フィルター リスト プロパティを選択したら、[Format] 列の省略記号 (...) を選択します。
- [Type] ドロップダウンで [List] を選択し、フィルター リストを [List] ドロップダウンから選択します (例: Compensation Plan)。
- [OK] を選択します。
割り当てアクション用のモジュールとダッシュボードの作成
- モデル設定バーで モジュール を選択してから [Insert Module] を選択します。
- 列に有効な組み合わせリストを追加し、行にライン アイテムを挿入して Time を削除します。ライン アイテムは「Role Compensation 1」や「Role Compensation 2」のようになります。
- [View] → [Publish to Dashboard] → [New Dashboard] の順に選択し、ダッシュボードの名前を入力します (例: Valid Combinations of Role to Compensation Plan)。
- [Save] を選択します。
- ダッシュボードのツールバーで [Save & Exit] を選択します。ダッシュボード ツールバーが非表示になっている場合は、ダッシュボード タブを右クリックしてツールバーを表示します。
割り当てアクションの作成
- モデル設定バーで アクション を選択してから [New Action ] → [Assign] を選択します。
- [Button text] に名前を入力します (例: Assign)。
- [Using list-formatted property] で有効な組み合わせリストのフィルター リスト プロパティを選択します。
- [OK] を選択します。
- アクションを選択し、[View] → [Publish to Dashboard] を選択します。さきほど作成したダッシュボードに公開します (例: Valid Combinations of Role to Compensation Plan)。
- ダッシュボードのツールバーで [Save & Exit] を選択します。
フィルターリスト アイテムへのドライバー リスト アイテムの割り当て
- ダッシュボードでドライバー リスト (Role) からリスト アイテムを選択してから割り当てアクションを選択します。
- 右向き矢印 を選択して、左側の未割り当てフィールドから右側の割り当て済みフィールドにフィルター リストのリスト アイテムを移動します。たとえば、「Role」リストで「Executive」を選択すると、「Plan A」と「Plan B」をそのロールに割り当てることができます。
- [OK] を選択します。
フィルター リスト アイテムに割り当てたドライバー リスト アイテムはグリッド ビューの有効な組み合わせリストに反映されます。有効な組み合わせリストは番号付きリストであるため、フィルター リストの各リスト アイテムには一意の識別子があります。
Parent (親) | Code (コード) | Compensation Plan (Filter) | |
#1 | Executive | Plan A | |
#2 | Executive | Plan B | |
Executive | |||
#3 | Senior Manager | Plan C | |
Senior Manager | |||
#4 | Manager | Plan D | |
Manager |
有効な組み合わせリストでドライバー リストとフィルター リストのアイテム間の関係を設定したら、「多対多でフィルタリングされたピックリストの作成」の手順に従って、フィルタリングされたピックリストで使用するモジュールを作成します。
モジュールのフィルター ライン アイテムの形式を設定する際、有効な組み合わせリストの親階層が組み合わせを取りまとめる親となります。こちらの例では親がドライバー (Role) リストです。