レポート受信者のメール アドレスを入力するか、配布グループとリストを使用して、Anaplan XL レポートの受信者を設定できます。

最初の方法は、レポートを一人または二人に送信する必要があるケースに最適です。メール アドレスを入力すれば準備完了です。

もう一つの方法は設定が少し複雑ですが、一度設定してしまえば、同じ受信者当ての新しいレポートを簡単に作成できます。これを使用するには、任意の人数で構成された配布グループを設定します。必要に応じてレポートを簡単に設定できるように、使用する Analysis Services ロールと、数字と日付を書式設定するロケールが各グループに割り当てられます。各配布リストには一つ以上の配布グループが割り当てられるため、スケジュールされたレポートを一度に複数のグループに送信できます。

配布グループではメール アドレスでユーザーのセットを定義します。レポートの書式設定用のロケールもこれに関連付けられています。数字は 1,234.56 又は 1.234,56 のように表示されます。レポートを実行するには Analysis Services ロールが必要です。

たとえば、米国のマネージャーを米国ロールの下で米国の書式形式で実行するように定義し、ドイツのマネージャーを独自の設定で実行するように定義できます。

配布リストは接続されている配布グループのセットです。つまり、レポートはすべてのグループのすべてのユーザーに同時に送信されます。

たとえば、マネージャーを米国のマネージャーとドイツのマネージャーで構成されるリストとして定義し、その全員にレポートを送信できます。

たとえば、米国、中国、ドイツのマネージャーに送信する必要がある特定のレポートがある場合、マネージャーのグループごとに書式設定と役割が異なるため、次のような設定が必要になります。 

次の三つのサブグループを含む配布リストが必要です。

  • 米国のマネージャー
  • ドイツのマネージャー
  • 中国のマネージャー

これらのサブグループはそれぞれ配布グループによって表されます。これらのグループには、各地域のマネージャーの実際のメール アドレスが含まれています。

たとえば、米国のマネージャー配布グループには、米国の全マネージャーのメール アドレスが含まれています。ドイツのマネージャー グループにはドイツのマネージャーのすべてのメール アドレスが含まれています。中国のマネージャー配布グループには、中国のマネージャーのすべてのメール アドレスが含まれています。 

この構造により、最上位の配布リストにメールを送信することで、特定の地域内のすべてのマネージャー、又は組織全体のすべてのマネージャーに簡単にメールを送信できます。

配布グループ内に追加された en-US、de、zh-CN の各ロケールには、各マネージャー グループの言語設定または地域設定が表示されます。