複合グラフは面グラフ、棒グラフ、点図表、及び折れ線グラフで構成することができます。各データ系列をぞれぞれ異なるタイプのチャートで表すことができます。それらがすべて同じチャート上に同時に表示されます。チャートの右側にもう 1 つ軸を追加することができるので、様々なデータ系列の比較に役立ちます。

チャート形式でデータを表す際、複合グラフはもっとも高い柔軟性を実現します。

複合グラフをボードやワークシートに追加する方法については「ボードへのカードの追加」及び「ワークシートへのカードの追加​」を参照してください。

複合グラフの例。2019 年 9 月までの「Actual」の「Units Sold」がある縦棒グラフが表示されています。この縦棒グラフに折れ線グラフが重ねて表示されています。折れ線グラフには 12 月までの「Units Sold」の「Forecast」が表示されています。

複合グラフを使うと、同一軸上の異なる種類のチャートの様々なデータ系列を同時に比較できます。そのため、大量のデータを様々な形式で視覚化する際に有用です。

あるチャート タイプの上に別のチャート タイプを重ねて表示することで、時間のようなディメンションにおける複数のデータ系列を即座に比較できます。たとえば、上記の画像では縦棒グラフの上に折れ線グラフを表示することで、同じチャート上に予測データと実際のデータの両方が表示されています。点図表と折れ線グラフは、複合グラフの一部として他の種類のチャート上に表示されることが多くあります。これは必要なスペースが少なく、視覚的に他のデータの邪魔をしないためです。

特定のデータ系列を、チャートの右側に異なるスケールで軸に対してプロットできます。この結果、値に大きな差があるデータ系列を簡単に比較できます。右側の軸に異なるスケールを設けた場合には、異なる色、又はチャート タイプを使用して対応するデータ系列を区別することをおすすめします。

複合グラフは以下のような内容を把握する際に有用です。

  • 予測した結果と実際の結果の比較
  • 本会計年度では目標を達成したか、あるいはするか
  • A は B とどのように異なるか
  • 昨年の会計年度中に売上高は増加したか
  • X はどのように変動しているか

以下のような場合は、複合グラフが最善の選択肢ではないことがあります。

  • 強調すべきインサイトが不明な場合 (複合グラフでは選択肢が多すぎるため作成する際に混乱してしまいます)
  • 基礎的なデータセットがあり、単純なインサイトを伝えたい場合

以下のような場合は、別のチャートを使用することをおすすめします。

その他のチャートについては、「チャート」ページの各チャート タイプの詳細を参照してください。