以下の表は、モデルの構造情報を構成する設定とコンポーネントをまとめたものです。本番データとして扱われる例外についても説明します。

モデル データを操作する際は以下の表を参考として使用してください。

モデルの構造情報の変更は次のように扱われます。

  • リビジョン タグを追加することでキャプチャされます。
  • 互換性のあるターゲット モデルに変更を同期する際に含まれます。
  • あるリビジョン タグを別のリビジョン タグと比較する際に含まれます。
  • モデルが展開モードになっている場合は許可されません。
構造情報例外
アクションなし
コンテンツなし
ダッシュボード

以下のデータが本番データです。

  • ダッシュボード グリッドのセルの値
  • ダッシュボードに公開された本番リストのデータ
データ タグなし
なし
機能領域なし
履歴と保存済み履歴エクスポートなし
インポートとインポート データ ソース (IDS) の定義

インポートが本番データとしてマークされている場合、次の属性が本番データとして扱われます。

  • マッピング情報と関連オプション
  • 並べ替え順序と配置

IDS 定義が本番データとしてマークされている場合、次の属性が本番データとして扱われます。

  • ファイル オプション (ファイルからのインポートの場合)
  • ソース オブジェクト (モデル間インポートの場合)
  • 並べ替え順序と配置

新たに作成した本番 IDS 定義とインポートはソースからターゲット モデルに同期できます (例: 開発モデルから本番モデル)。初回の同期の後は、名前を変更した、または削除した IDS 定義かインポートだけが同期に含まれます。

ライン アイテム サブセットなし
ライン アイテムなし
リスト (本番リストとして設定されていない)なし
モジュールと保存済みビューセルの値は本番データです。
メモなし
本番リスト

本番リストの以下の要素が本番データです。

  • リスト アイテム
  • リスト アイテムのコード
  • リスト アイテムの親 (グリッド ビューの [Parent] 列で定義)
  • 既存のプロパティの値
  • 一つ以上のリスト サブセットのメンバーシップ

さらに、本番リストで選択的アクセスが有効になっている場合は、特定のユーザーの読み取りアクセス権か書き込みアクセス権が本番データになります。

非本番リストのリスト形式として選択した場合、本番リストは本番データとして扱われます。その結果、リスト アイテムがモデル間で同期されません。

ロールなし
時間[Current Period] の値は本番データです。
時間範囲なし
バージョンなし
ワークフローワークフロー対応リストのリスト アイテムのワークフロー状態

[Model Settings] → [Users] → [Users] のメインの [Users] タブで利用できるすべてのオプションが本番データとして扱われます。

以下の表は、展開モードのモデルを操作する際にユーザーが構造情報をどのように操作できるかをまとめたものです。

構造情報展開モードのモデルでエンド ユーザーとワークスペース管理者が実行できる操作
アクションダッシュボードからのアクション (プロセスやインポート、エクスポートなど) の実行
モジュールと保存済みビュー

手動、又はデータのインポートによるセルの値の更新

(ディメンションのピボットなどによる) 保存済みビューの形式と見た目の変更 (ただし、変更の保存は不可)

ライン アイテムライン アイテムの条件付き書式の設定、有効化、無効化 (ただし、変更の保存は不可)
ダッシュボード

ダッシュボード要素の操作 (ただし、変更の保存は不可)

注意: 展開モードのモデルではダッシュボード デザイナーを使用できますが、ユーザーは変更を保存できません。

履歴モデルの変更履歴の表示とエクスポート (ただし、後で使用するためにアクションとしてエクスポートを保存することは不可)。[History] ダイアログでは [Save Options] チェックボックスを利用できません。
本番リスト

本番リストの内容プロパティ値の変更 (上記の「構造情報リファレンス」の表を参照)

本番リストのエクスポート

リスト (本番リストとしてマークされていない)リストのエクスポート