本番リストの目的は、本番モデル内のデータをユーザーが修正すると変化する業務データを格納することです。

本番リストの内容と関連するプロパティの値はモデルの本番データの一部です。

リビジョン タグからモデルを作成すると、新しいモデル内の本番リストはすべて空になります。

本番リストには以下が含まれる場合があります。

  • 従業員名
  • 製品名
  • 顧客名
  • プロジェクト名

エンド ユーザーはダッシュボードから本番リストの内容を変更します。たとえば、エンド ユーザーは以下のような操作を行います。

  • プロジェクト リストに新規プロジェクトを入力する
  • チームの親地域を東から西に変更する
  • 製品リストのアイテムの順序を変更する

開発モデルのデザイン、構築、更新を行う際には、リストを本番リストとして設定できます。 設定方法は「本番リストとしてのリストの設定」に詳しく記載されています。本番リストはワークスペースの割当量に影響するため、開発モデルでは本番リストのサイズを小さくしたバージョンを使用することを検討してください。サイズを小さくしたバージョンではリスト全体の階層を維持する必要があります。たとえば、「Projects」リストでは各プロジェクトがまとめられる先のクライアントだけを含めます。サイズを小さくしたリストはデータ ハブの開発バージョンからインポートできます。

注記: 開発モデルでは、本番データとしてマークされているリストに次の設定を適用しないでください。

保存済みビューで、本番データとしてマークされているリストにこれらの設定が適用されている場合、ALM の開発モデルと本番モデルの間で同期の不整合が発生します。

展開モードのテスト モデルと本番モデルでは、ワークスペース管理者が [Model Settings] → [Lists and Roll-ups] にアクセスして本番リストの内容に変更を加えることができます。許可されている変更の詳細情報は「構造情報リファレンス」の表にまとめられています。

構造情報とは異なり、本番データはあるモデルから別のモデルに同期されません。代わりに、[Model Settings] → [Source Models] を使用してモデル間でインポートする必要があります。

本番リスト用の数式参照の保護」で説明しているとおり、式で本番リストのアイテムを参照することはできません。

本番リストが複合階層に含まれている場合、階層内の子リストもすべて本番リストとして設定されます。反対に、リストを本番リストとして設定しない場合、本番リストのステータスは同じ階層内のすべての親リストから削除されます。