ライン アイテムのディメンション性を変更すると、補助ビューが自動的に作成されます。これを行うには、モジュールのブループリントにある [Applies To]、[Time Scale]、[Time Range]、[Versions] の各列でライン アイテムのディメンションを変更します。補助ビューでは、ライン アイテム内のセル数を減らすことでモデルの効率性が上がります。

補助ビューのディメンション性はモデル内のリスト時間、又はバージョンに応じて変化する場合があります。

以下に当てはまる場合は補助ビューを検討してください。

  • すべて、又は多くのディメンションにわたってライン アイテムの結果が同じである。このライン アイテムの依存関係または参照が影響を受けない。
  • ライン アイテムをエンド ユーザーに表示する必要がない。

プロセスを簡素化したい場合は複数のモジュールを作成することをおすすめします。補助ビューには一つのライン アイテムしか表示できないため、複数の補助ビューが含まれている場合にはモジュールを理解するのが難しくなることがあります。 

エンド ユーザーがダッシュボードにライン アイテムを表示する必要がある場合は、補助ビューではなく別のモジュールを作成することが推奨されています。

これは以下の理由によるものです。

  • 選択したライン アイテムをダッシュボードに公開した場合は補助ビューを編集できません。
  • ダッシュボードのスペースが補助ビューで占められていると、ダッシュボード要素を配置する際に問題が発生することがあります。
  • ダッシュボードに補助ビューを公開する際には、ライン アイテムを非表示にする場合にモジュール名しか非表示にできません。
  • 別の補助ビューと同じディメンションを持つ複数の補助ビューを公開することはできません。
  • それ自身のデータを使用している補助ビューにしかフィルターを適用できません。別のライン アイテムのフィルターをベースにすることはできません。

こちらの例では、補助ビューをダッシュボードに公開する状況を紹介しています。どちらの例でも、モジュールをデフォルトのディメンション性で表示する必要があります。

リストが行か列に配置されている場合は、子アイテムの代わりにリストの親リスト アイテムのライン アイテムを編集できます。

リスト サブセットが補助ビューのディメンションとして使用されており、リスト全体がデフォルトのディメンション性で使用されている場合がこれに当てはまります。表示しているページ セレクターがリスト サブセットに存在する場合、セル内のデータをエンド ユーザーが表示できます。表示しているページがリスト サブセットに含まれていない場合、セルは空白になります。

ブループリント の [Start of Section] オプションによって、補助ビューを作成することなく、選択したライン アイテムに続くすべてのライン アイテムのディメンション性が変化します。モジュールのディメンション性に大きな影響を及ぼすため、ライン アイテムの順序は変更しないでください。

[Applies To] でリストを選択してから [Start of Section] を選択すると、リストがない後続のライン アイテムはすべて指定したリストからディメンション性を継承します。すべてのライン アイテムに対してこのプロセスを繰り返すことができます。

[Start of Section] は、ディメンション性の変更にデフォルトのディメンションのサブセットが反映される場面で使用されます。たとえば、「Organization」リストのサブセットである「Profit Centers」リストを参照する「Income Statement」を用意していると仮定します。[Start of Section] を使用すると、ライン アイテムごとに補助ビューを作成することなく、ディメンション性を「Organization」から「Profit Centers」に変更できます。