メッセージ シートを使用すると、ユーザーはチャートを細部まで分析できます。メッセージ シートは以下に使用できます。
- 外れ値を指摘する
- 二つのデータ ポイント間の正/負の変化を表示する
- 特定のデータに注釈を付ける

メッセージの作成
Anaplan XL Reporting リボンから [Create Message] にアクセスします。次に、メッセージ シートを作成する範囲を選択します。範囲のスクリーンショットが撮られ、新しいシートが開きます。
メッセージとタイトルの追加
Message: これはチャート/レポートを要約した全体的なメッセージであり、通常はページの上部に表示されます。
Title: IBCS 標準によれば、タイトルとは解釈や結果を与えることなくページの内容を説明するものです。タイトルは通常、次の 3 行で構成されます。
- Who: 法人、組織単位、プロジェクトなど。
- What: ビジネス メジャーとそれが測定される単位。通常、メジャーは太字で記述されます。
- When:時間軸、シナリオ、差異。
以下に例を示します。
Crisps Corporation
Net Sales in mEUR
2015..2019 AC, 2020 PL
Footnotes: 脚注は、一般的な説明、略語の説明、出典や発行日などレポートの信頼性を高める情報のためにあります。
サイド ツールバー
サイド バーでは、チャート/レポートをさらに分析するのに役立つアイテムを追加挿入できます。
アイコン | 説明 |
2 枚目の Excel 画像 | 2 枚目のスクリーンショットを追加できます。 |
ハイライト | 楕円形を追加します。楕円形は編集可能で、特定のデータ ポイント上にドラッグできます。 |
テキスト | チャート全体に関する全般的なコメント。 |
コメント | 特定のデータ ポイントを参照するための数値が追加されます。 |
コメント テキストボックス | 特定のデータ ポイントに関連する数値コメント。 |
垂直/水平デルタ | 二つの値の違いを強調する 2 本の平行補助線を挿入します。負の距離を表示するには、上部のツールバーの [Switch Color] ボタンを選択します。 |
警告ハイライト | チャートの重要な否定的、肯定的、又は疑わしい部分を強調するために赤い円を挿入します。 |
傾向線 | 傾斜による傾向の方向を強調する矢印を挿入します。 |
参照矢印 | 参照標準を強調するための参照矢印を挿入します。 |
右クリック メニュー
アイテムを選択して右クリックするとメニューが表示されます。
- Add: コメントやハイライトなどの別のアイテムを追加します。
- Edit: [Message Item settings] を開きます。
- Delete
- Bring to Front
- Send to Back
- Move Backward
- Bring Forward
Message item settings
[Text Options] タブ
Text
選択したアイテムのテキストを挿入し編集します。
Text layout
- Vertical alignment
- Direction
- Autofit mode: アイテムがページに収まるように、図形のサイズを変更したり、テキストを縮小したりします。
- Inner margin
Shape Options
Style
Shape Fill:
- Color
- Transparency
Shape Outline:
- Outline Type
Layout
Size:
- Width
- Height
- Lock aspect ratio
Rotation
上部のツールバー

Add slide: さまざまなメッセージのスライドを追加できます。スライドの名前を変更するには、空白スペースを右クリックし、[Edit] を選択します。これでスライドを編集できるようになります。
構成された各スライドは、メッセージが PowerPoint にエクスポートされる際に新しいスライドとして表示されます。
- Auto-snap to guides: アイテムの位置を変更すると、他のメッセージ要素に合わせてアイテムの位置がスナップされます。
- Switch color: 垂直または水平デルタを使用する場合は、デルタ マーカーの色を緑か赤に変更して、正の変化または負の変化を示します。
- Rotate selection: デルタ、傾向線、又は参照矢印の方向を回転します。
- Undo
- Redo
- Save to PowerPoint