ワークスペース管理者がモデルでファイルのインポートを設定する際、ソース ファイルをプライベートのままにすることも、他のユーザーと共有することもできます。インポートを [Everyone] 又は [Administrator] のみと共有するように設定できます。

同じファイルを使用してインポートを再度実行できるように、ソース ファイルはインポート データ ソースとして保存されます。

注記:インポート データ ソースが別のモデルの場合、インポートはプライベートまたは共有として設定されません。インポートを実行できるかどうかはアクセスの制約、ワークスペース管理者かどうか、インポート対象データの種類によって決まります。

[File Options] ダイアログでは、[Share with] ドロップダウンからファイルを共有する相手を選択できます。以下から選択します。

  • Just me (keep private): ソースをプライベートとして保存する場合に選択します。
    デフォルトではこちらが選択されています。
  • Administrators: ソースをワークスペース管理者と共有する場合に選択します。
  • Everyone: テナント内の全員とソースを共有する場合に選択します。

プライベート ソースの場合、ソースを使用できるのはファイルをアップロードしたユーザーだけです。

全員と共有されているソースの場合、インポート権限があるユーザーなら誰でも次の手段でインポートを実行できます。

  • Anaplan API を使用して
  • ダッシュボードから
  • ユーザー エクスペリエンスのカードから

ワークスペース管理者は [Actions] ペインからソースをアップロードすることなくインポートを再実行できます。

バージョンとユーザーへのインポート、または [Actions] ペインからのインポートを除き、共有インポートを実行するときはソース ファイルをアップロードする必要があります。 

注記: ファイルを全員と共有するように設定している場合でも、バージョンまたはユーザーへのインポートを実行できるのはワークスペース管理者だけです。ワークスペース管理者は、ダッシュボード又はアクション カードからバージョン又はユーザーへのインポートを実行するためにファイルをアップロードする必要はありません。

ダッシュボードアクション カードから共有インポートを実行するユーザーは、最初の実行時にソース ファイルをアップロードする必要があります。追加のソースは、共有ソースとともにインポート データ ソースにプライベートとして保存されます。つまり、そのユーザーがインポートを再度実行すると、アクションではそのユーザーのプライベート ソースからインポートされます。

利用できるインポートを API で実行することもできます。インポート データ ソースが共有されている場合は追加のソース ファイルをアップロードできます。これは共有ファイルとともにインポート データ ソースに保存されます。

これらの追加ソースはプライベートです。インポートを実行する他のユーザーは、共有ファイルを使用するか、自分のファイルをアップロードします。

48 時間、一度もアクセスがないプライベート ソースは削除されます。ワークスペース管理者がモデル内に作成するプライベート インポートと、ユーザーが共有インポート用にアップロードする追加のプライベート ソースの両方にこれが適用されます。

共有インポート データ ソースとともに保存されたプライベート ソースの有効期限が切れた場合でも、アクションを実行できます。インポート アクションでは代わりに共有ソースが使用されます。

共有インポートのプライバシー レベルを [Administrators] と [Everyone] の間で切り替えることができます。

同じ名前の共有ファイルを同じターゲットにアップロードすると、元のファイルが置き換えられます。ソース ファイルを置き換えるときのプライバシー レベルを三つのレベルのいずれかに設定できます。

警告:インポートのプライバシー レベルを変更するか、共有インポート ソースを置き換えると、そのインポート データ ソース用に保存されているプラ​​イベート ソースはすべて削除されます。他のユーザーがインポート アクションを実行すると、新しいファイルが使用されます。

プライベート インポート ソースと共有インポート ソースにアクセスできるユーザーを以下の表にまとめました。

プライバシー レベルファイルをアップロードしたユーザー他のワークスペース管理者他の非ワークスペース管理者
プライベート〇 (ファイルの有効期限が切れている場合を除く)××
管理者×
全員〇 (ただし、Anaplan API でのみ)