ライン アイテムが大量にあるリストの絞り込みとさまざまなモジュールからのライン アイテムの収集を 1 か所で行うためのライン アイテム サブセットはモデル ビルダーが作成します。たとえば、さまざまなモジュールの計算を一つのリストにまとめることができます。

モデル設定バーの モジュール で、必要に応じてライン アイテムを作成します。モジュールの作成時にライン アイテムを追加することも、後から追加することもできます。

ライン アイテム サブセットを作成する前に、以下の点を考慮してください。 

  • ライン アイテムには式を含めることができますが、ライン アイテム サブセットのアイテムは単純な小計にしか集計できません。 シンプルな小計の式だけがライン アイテム サブセットに含まれます。
  • ライン アイテムのスタイルはライン アイテム サブセットに一切引き継がれません。
  • モジュールごとにライン アイテム サブセットのディメンションは異なりますが、少なくとも一つの共通ディメンションを共有しない場合、COLLECT などの関数に影響を及ぼす場合があります。
  • ライン アイテム サブセットにはデータ型が数値のライン アイテムしか含めることができません。
  • モジュール内のディメンションとして使用できるライン アイテム サブセットは一つだけです。

ライン アイテム サブセットを作成する手順は以下のとおりです。

  1. モデル設定バーで ライン アイテム サブセット を選択します。
  2. [Insert] を選択してからライン アイテム サブセットの名前を入力します。ライン アイテム サブセットを複数作成するには、1 行に一つずつライン アイテム サブセットを入力します。 
  3. [Before] か [After] を選択して、リストの既存のライン アイテム サブセットの前か後にライン アイテム サブセットを追加します。[Start] か [End] を選択して、リストの先頭か末尾にライン アイテム サブセットを追加します。
  4. [OK] を選択します。
  5. [Modules] 列で省略記号 () をダブルクリックするか選択し、ライン アイテム サブセットに含めるライン アイテムがあるモジュールを選択します。 
  6. [OK] を選択します。
  7. 新しいライン アイテム サブセットを選択したら [Open] を選択します。 
  8. ライン アイテム サブセットに含めるライン アイテムを選択します。選択内容は自動的に保存されます。

モジュール内のライン アイテム サブセットはディメンションとして、又はピックリストとして使用できます。ライン アイテム サブセットを含むモジュールで COLLECT() 関数を使用して、ライン アイテムの値をモジュールに取り込むこともできます。