ライン アイテム サブセットを含むモジュールで COLLECT 関数を使用して、ソース ライン アイテムの値をモジュールに取得します。

二つの月を比較して、異なるライン アイテムについてこれら二つの月の差異を確認するとします。

比較を作成するには、ライン アイテム サブセットを作成して異なるモジュールのライン アイテムを一つの場所にまとめます。次に、ステージング モジュールを作成し、COLLECT 関数を使用してライン アイテムのデータをモジュールに取り込みます。 

COLLECT()

COLLECT 関数では引数を使用しません。

この関数は数値を返します。

ソース モジュールには結果モジュールで使用されるライン アイテム サブセットのライン アイテムを含める必要があります。結果モジュールではライン アイテム サブセットをディメンションにする必要があります。

詳細については「ライン アイテム サブセットの例」を参照してください。

COLLECT 関数を使用して、ライン アイテム サブセットから値を収集できます。こちらの例では、ライン アイテム サブセットのソース モジュールとして「P&L」と「Fixed assets」があります。時間ディメンションの FY22 の総計は、両方のモジュールで単一列として表示され、行ではライン アイテムとして表示されます。

P&L モジュール:


FY22
Sales last year1200000
% increase5%
Sales1260000
Margin %40%
Cost of Sales756000
Gross Margin2016000
Headcount10
Cost per employee
Staff Costs360000
Rent & Rates12000
Utilities12000
Marketing12000
IT costs12000
Total Overheads408000
Operating Profit1608000

Revenue モジュール:


FY22
Assets Sold720000
Buildings120000
Fixtures120000
Software120000
Patents120000
Assets Purchased480000

ライン アイテム サブセットで選択されたライン アイテムは以下のように ライン アイテム サブセット 内に表示されます。ライン アイテム サブセットの名前は「Receipts and Payments」です。


Receipts and Payments
P&L
      Sales last year
      % increase
      Sales 

true

      Margin %
      Cost of Sales

true

Gross Margin

true

      Headcount
      Cost per employee
      Staff Costs

true

      Rent & Rates

true

      Utilities

true

      Marketing

true

      IT costs

true

      Total Overheads

true

   Operating Profit

true

Fixed assets
      Assets Sold

true

      Buildings

true

      Fixtures

true

      Software

true

      Patents

true

      Assets Purchased

true

Receipts and Payments」モジュールの行ディメンションでは上記のライン アイテム サブセットが使用されています。時間ディメンションの FY22 が列に、単一のライン アイテムがページ ディメンションにあります。ライン アイテムには次の式があります。COLLECT()この式では「P&L」と「Fixed Assets」の各ソース モジュールから値を収集します。


FY22
Sales1260000
Cost of Sales756000
Gross Margin2016000
Staff Costs360000
Rent & Rates12000
Utilities12000
Marketing12000
IT costs12000
Total Overheads408000
Operating Profit1608000
Assets Sold720000
Buildings120000
Fixtures120000
Software120000
Patents120000
Assets Purchased480000

ライン アイテム サブセットの例」の「差異レポート ステージング モジュール」ステップには COLLECT 関数の使用例が含まれています。