モデル内のバージョン、時間軸、又はリスト アイテムの間でライン アイテム データをコピーする一括コピー アクションをワークスペース管理者は作成できます。

ワークスペース管理者は、[Actions] ペインで一括コピー アクションを設定することも、[Versions] ペインでデータを一括コピーすることもできます。一括コピー アクションを設定する場合、ワークスペース管理者は以下も実行できます。

  • アクションのスケジュール設定
  • プロセスへのアクションの追加
  • ダッシュボードからのアクションの実行

一括コピー アクションと動的な一括コピー アクションのいずれかを設定できます。

  • 一括コピー アクション
    • これは、アクションを設定するときにソース アイテムとターゲット アイテムを定義できる標準アクションです。
    • ワークスペース管理者が一括コピー アクションを設定できます。ワークスペース管理者はアクションにアクセスできるモデル ロールを持つ全ユーザーに対してアクションを有効にすることもできます。全ユーザーに対してアクションを有効にしなかった場合、一括コピー アクションを実行できるのはワークスペース管理者だけです。 
  • 動的な一括コピー アクション
    • このアクションでは、アクションを実行するときにソース アイテム又はターゲット アイテムを動的に変更できます。その後、本番リストで動的な一括コピー アクションを使用できます。
    • 動的な一括コピー アクションの設定実行が可能なのはワークスペース管理者だけです。

アクションは一度設定するだけで済むため、アクションを再度実行する際の時間を節約できます。

アクションを設定する際は、[Versions]、[Time]、又はリストを選択します。各バージョンはバージョンのディメンション内のアイテムであるため、バージョン間でデータをコピーできます。同じリスト内ではリスト アイテム間でのみデータをコピーできます。

あるアカウント マネージャーが現在の週をモデルの Actual (実績) バージョンとして設定し、その前の週を Previous (前の) バージョンに設定したいと考えています。これを実行するアクションを使用せずに、ワークスペース管理者は [Versions] ペインの一括コピーを使用して 1 年間にデータを 52 回コピーする必要があります。

ワークスペース管理者は一括コピー アクションを作成して、実績バージョンから前のバージョンにデータを移動できます。Anaplan Connect などの統合を使用することで、週に一度実行されるようにアクションのスケジュールを設定できます。